2021年4月23日

第48号(2021年04月23日発行)

2021年4月23日

こんにちは、軽井沢風越学園です。

コブシの白、レンギョウの黄、クサボケの朱、木々の新芽の緑。
校舎の周りにも少しずつ色が増えてきました。

今年度の新しい試みのひとつとして、「風越みらいツクール」を始めます。
具体的な進路や仕事のことを「  」の中に埋める前に、”私は、どんな「  」になっていくんだろう…”という問いについて、全国各地の18〜24歳の人たちと風越学園の8年生・保護者などの多様な関係性の中で探り・確かめあう試みです。
18〜24歳の人たちのお申し込みを5月7日(金)まで受けつけています。

「風越みらいツクール」>> https://kazakoshi.ed.jp/kazamic/

かぜのーと 第48号(2021年04月23日発行)
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【1】『2年目のはじまり』岩瀬 直樹
【2】『2021年度、前期(幼児~2年生)で大切にしたい
    「出会う」「暮らす」「共に生きる」』橋場 美穂
【3】『間と問』本城 慎之介
【4】『第9回かざこしミーティング〜ファシリテーターチームの躍動〜』
    片岡 利充
【5】『はじまり、をはじめる』三輪 ひかり
【6】 オンライン授業見学のご案内
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【1】 毎日うろうろ『2年目のはじまり』
             岩瀬 直樹
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2年目が始まりました。子ども74人、スタッフ12人の新しいメンバーを迎え、新しい異年齢のホームでの出会いから初日をスタートしました。入学式も始業式もありません。各ホームで考えた出会いの時間「はじまりの日」を過ごします。

根岸(ぽん)と山田(さんだー)が担当のホームD(3〜8年生27人)では、マイクッションづくりをしていました。自分が座る自分のクッションをつくり、ホームで丸く集まって座る時に使うようです。クッションをランダムに置けば、毎回両隣のメンバーが違って、いつの間にか混ざり合うことにもなりそう。最初に自分たちの居場所をつくることに必要なものを自分たちでつくる。なにより自分でつくったクッションは愛着が湧くだろうな。

技術家庭室を覗いてみると、初日とは思えないくらい、教えあったり、手伝いあったりしています。今日が軽井沢風越学園の初日だった人も自然に溶け込んでいるように見えました。

初日なのに、なんでこんなに関係が近いんだろう。もちろん去年1年の経験があるとは思いつつ、それだけではなさそうだなあ、など考えながらしばらく見ていたら、なるほど、理由がわかりました。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/gori/16963/

岩瀬の「毎日うろうろ」他記事:
『やっぱり放課後って大事だと思うんだよな。』
>>https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/gori/16999/

『ライブラリーと出会いなおす日』
>>https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/gori/17037/

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【2】風越のいま『2021年度、前期(幼児~2年生)で大切にしたい

    「出会う」「暮らす」「共に生きる」』橋場 美穂
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1、2年生は、今年度がスタートして2週目から午後の学びに「絵本に出会う時間」をつくっている。

読むこと・書くことだけじゃなく、聞くこと・演じるなど表現することも楽しんでほしい。

季節やその時々にあわせた読み物・物語の世界にたっぷりひたる時間。自分で絵本を手にとって選ぶ楽しさも大事にしつつ、出会ってほしいと大人が願う本もある。誰かに話したくなるような、わくわくするような体験として本と出会う。ついつい話したくなる、読み続けたくなる本とどう出会うか。自分なりの絵本との出会いかたを見つけてほしいとも思っている。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17104/

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【3】風越のいま『間と問』本城 慎之介
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第一週。
2021年度のはじまり。4月1日にスタッフで集えた。うれしい。

身体や感覚がひらいていく時間がたっぷりあると、つながりが生まれてくる。それは大人も子どもも一緒だろう。

その逆。知ってもらいたいことを、伝達することは必要。でも、それを続けると間がつまっていく。だんだん身体と呼吸が固まる感じがする。
あけておく間(ま)とつめていく間(ま)のバランスと揺れ。つめていくよりも、あけておくほうがエネルギーが必要そうだ。
間と似た漢字の「問」、問い。ひろがっていく手助けになるものが問いなんじゃないか。
もっともっと、ひろく使おう。ひろくひろく。空間や時間、関係、そして発想も。
そして、2年目は2周目じゃない。

記事はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/16921/

本城の「300字作文」他記事:
『日焼け』
>>https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17006/

『もうちょっと』
>>https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17099/

『出発点』
>>https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17177/

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【4】だんだん風越
『第9回かざこしミーティング〜ファシリテーターチームの躍動〜』片岡 利充
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第5回のかざこしミーティングのカイノスケの投げかけから、7年生有志で結成されたファシリテーターチーム。このファシリテーターチームとともに、11月から月に1度のかざこしミーティングの場づくりをしてきた。

チームのみんなは、はじめ、探り探り様子を伺うような距離感だったが、第7、8回と回を重ねるごとに、グッと自分たちの手元に「かざこしミーティング」という場をたぐり寄せるようにして、場に立つようになっていった。これがまた、本当にたくましくて、恐る恐るオーナーシップを譲り渡そうとしていた自分を情けなく思うほどだった。

今回は、そんなファシリテーターチームの様子を中心に、第9回のかざこしミーティングについて書いていきたい。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/16855/

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【5】風越のいま『はじまり、をはじめる』三輪 ひかり
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新しい環境、新しい人間関係、新しい時間のながれに、心もからだもそわそわしちゃう年度はじまり。

その中でも、“わたしの場“として風越での生活をスタートする子どもたちの姿に、「おぉ」と思う。

手押し車でシートと絵本を運び、自分のホーム(西の国)を用意する。

この坂道登りづらいんだよね、と階段をつくる。

「ひがしのくににいえつくろうよ!」木を運んでは組む、を繰り返す。

外でも本が借りれたら素敵じゃない、と青空の下へ書店をオープン。

場を整える、自分の居場所をつくるということから、一日を、生活を、はじめる。

その一つひとつから、場や人を知るだけでなく、自分のものにしていくということを始めているんだろうなあ。

記事はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17148/
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【6】オンライン授業見学のご案内
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2021年5月から「オンライン授業見学」を毎月14日に実施します(8月と11月を除く)。
第1回は5月14日(金)9時半から11時までの1時間半です。
岩瀬直樹(校長・園長)が、後期(3〜8年生まで)の土台の学びの様子を中心に紹介します。

軽井沢風越学園に入園・入学を検討中の方、教育関係者の方は、ご参加可能です。
実施する時間帯は実施日によって変更する可能性があります。
当日配信するURL(Zoomを利用)は、参加費(1,000円)の支払いが完了したお申込者のみにご案内します。申込者本人以外へのURLの転送・転載はお控えください。
お申込みは、peatixのページからお願いします。
>> https://peatix.com/event/1892905/view

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(あとがき)

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いただいた感想は、編集部から書き手に届けます。各記事の文末からどうぞ。
今月号で48号、メールマガジンの発行を始めて丸4年となりました。
どんな5年めにしようかな。
はじまりのエネルギーに満ちた校舎で、なにが伝わっていくとよいのだろうと考えています。

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発行元 学校法人軽井沢風越学園
ホームページ https://kazakoshi.ed.jp
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