2021年5月25日

第49号(2021年05月25日発行)

2021年5月25日

こんにちは、軽井沢風越学園です。

6/14(月)に「オンライン授業見学」を実施します。
軽井沢風越学園に入園・入学を検討中の方、教育関係者の方は、ご参加可能です。
お申し込みは、peatixページからお願いします。
>> https://peatix.com/event/1921127/view

また、今年の9月または来年度に参画可能なスタッフの募集を始めています。
応募の締め切りは、6月30日(水)です。
>> https://kazakoshi.ed.jp/news/recruit/17655/

かぜのーと 第49号(2021年05月25日発行)
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【1】『わたしの風越』本城 慎之介
【2】『西の国のはじまり』井手 祐子
【3】『「やりたい!」を「できるかも!」に変える初速。』岡部 哲
【4】『わたしたちの「暮らし」づくりの始まり』坂巻 愛子
【5】『はじめの一歩 ~飾りじゃないのよ涙は~』甲斐 利恵子
【6】『問いをつくる』有山 裕美子
【7】『プロジェクトを評価するとは?』大作 光子
【8】 今月のWebかぜのーと更新情報
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【1】 風越のいま『わたしの風越』 本城 慎之介
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第7週。

3日間、放課後を地域の皆さんに開放。やっと実現できた。案内するのは子どもたち。事前練習も打ち合わせもなく、今のその人が生きている案内。

「あの時計、わたしたちがつけたんです。風越はチャイムが鳴らないのに時計が少ないんです。困っていたので、プロジェクトを立ち上げて時計を増やしました。」とミサト。

「どう、この学校は?」と質問されたチヒロは、「大好きです!」と即答。

リクは「難しかった…」と悔しそうな表情。「授業は自由なの?って質問されたんだけど、どう答えたらいいのか迷った。Aくんは授業から抜け出したりするんだけど、それって自由っていうのかな…。」

今、わたしが感じている風越、わたしの風越案内。

記事はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17589/

本城の「300字作文」他記事:
『走り出す』>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17291/
『朝の過ごし方』>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17449/
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【2】風越のいま『西の国のはじまり』 井手 祐子
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今年度、前期は東と西の2ホームに分かれることが決まってから、年少から小2の65人の子どもたちが共有できる暮らしの”何か”があるといいなと思った。

一日野外で遊ぶ幼児と、遊びと学びを行ったり来たりする小学生。共有できる”何か”って何だろう・・・とぼんやり考え続けた。

カリキュラムの軸として「暮らし」を置いたけれど、65人という大きな集団がいつも一緒に活動するのは難しい。年齢の近しい小グループで別々に活動していても、発達段階の違う子どもたちが、同じ世界を共有しながらワクワクできたら・・・と思った。

また、小学生の学びに関して腑に落ちないところがあった。ひらがな、カタカナ、漢字、算数、小学生になると当たり前に学び始めるけれど、それらは「正しさを学ぶ」に過ぎないような気がして。「もっと知りたい」「学びたい」の原動力になるもの、遊びから盛り上がってくる大きなエネルギーをたっぷり感じることから始めたいと考えた。

そんなことに思いを巡らせていた時、『ウエズレーの国』(作・ポール・フライシュマン)を思い出した。
風によって運ばれた、ある不思議な植物の種からはじまる物語。
不思議な種から育った植物の繊維で作る、軽くて柔らかな服。
自分で考えた新しい遊び。言葉や時間の単位、歴史。
終いには文字まで作り出し、「自分だけの文明」を作り出す壮大な自由研究。
舞台は自分の庭なのに、無人島やジャングルで生き延びたかのようなワクワク感。
正しさを学ぶと同時に、「自分の世界」や「自分なりの表現」を楽しみ、自分で発明しながら歩んでいく毎日であってほしいと心から思った。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17250/
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【3】風越のいま『「やりたい!」を「できるかも!」に変える初速。』
   岡部 哲
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先日、ゴリさん(岩瀬)が書いたこの記事。僕からの視点で、このエピソードについて書いてみたいと思う。

風越でよく使われる「子どもの学びに伴走する」という言葉。
僕はそれを『子どもの世界を広げることを目的に、こちらが見通しをもって自走できるようになるまで一緒に活動すること』だと考えます。

一緒に活動するとは言っても、ここで言っている“一緒に”というのは、こちらがつくるわけではありません。あくまでも、子ども自身がつくることにより、その心を広げることが目的です。ですから、大人の立ち位置はとても、微妙であるとも言えます。

その前提の下、キョウくんのベンチづくりに話は戻りますが、まずドリルドライバーはこの年頃の子どもにはハードルが高すぎる道具なので、普段は手渡しません。取り扱うには力においても技能的にも、安全面でも難しく、適当な渡し方をして大人が途中でいなくなったりすれば、子どもには「自分にはできなかった」という実感が残るのが目に見えているためです。

しかし、今回のキョウくんのように、「やりたい!」と来る時は、その子の世界を広げられる最高のチャンスでもあります。ですが、やるか否かは難しいチョイスです。僕が伴走できるのに残された時間を考えたすえ、確実に伴走し切ることを前提として一緒にやってみることにしました。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17677/
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【4】風越のいま 『わたしたちの「暮らし」づくりの始まり』
   坂巻 愛子
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ホーム東は毎朝、カラマツ林(カラマツの木が茂る一角をそう呼んでいる)で65人が集い、朝のおはようの集まりをしている。

65人が集まる輪は結構大きい。当初はその大きさに圧倒する感じ、心がざわざわする感じもあったが、一日のはじまりに毎朝顔を合わせ、歌ったり踊ったり同じ時間を共に過ごしていくうちに「今日もさ、パプリカ踊ろうよ!」「つくった歌うたおう!」という声が上がったり、大きな丸太の上でお尻フリフリしている人が出てきたりと、それぞれのいろいろな姿が見られるようになってきた。安心して今の思いや感じていることが表れてくる場になってきている。

ホーム東のホームのイメージは家族というよりは、庭だ。誰でもいつでも集まれて、お喋りしたり遊んだり仕事をしたりすることが出来て、一人ひとりの心地よさが守られるところ。そこは、一人でもいられるし、交わることもできる。
そして、移ろいゆく自然に身を委ねながら一人ひとりが生活者となって過ごし、学ぶ中でつくられていく『暮らし』をカリキュラムの真ん中に据えて過ごしていこう、とスタッフで話して決めた。

でも実際目の前にいる子どもたちはどんな暮らしをつくっていきたいと願うんだろう。そんな事を思っていた時、年中チームの子どもたちが心を寄せたある小さな命たちとの出合いのエピソードを、今回のかぜのーとでは分かち合いたい。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17742/

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【5】風越のいま『はじめの一歩 ~飾りじゃないのよ涙は~』
   甲斐 利恵子
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 3月31日、 前任校の最終勤務日。片付けやら挨拶やらを済ませて軽井沢に向かった。長い長い時間をかけて創られてきた「自分」。思いや考えや価値観や、ふるまい。何より積み重ねてきた自分の「言葉」は新しい場所でどんな姿を表すのか。

 4月1日、スタッフ出会いの日。10人程度の小さなグループで輪をつくる。「まずは、これから始めますか。」というわこさん(斉土)の声。絵本の朗読『わたしと あそんで』が始まる。深く、静かにお話に引き込まれていく。

「静かにして」と言わないでも静けさをつくっていく朗読の力。こんなふうに、余計なことを言わないですむ声を、わこさんはどうやって手に入れたんだろう。上手に読もうという意思や練習を懸命に積み重ねただけでは表現できないものの存在。それは、何だろう。

 かざこしミーティングの日、前期の子どもたちと過ごせる機会を得た。その日は一段と空が青くて、絶好の「前期日和」。

子どもたちに近づく。子どもたちは口々に「これ、チョコレート!」と言って鍋の泥水をこねたりかき回したりしている。「あのね、あのね、もうすぐできあがるの。」しゃがんで一緒にかき回したら泥水がはねて顔についた。あははと笑ったら、その子のほっぺにも付いていた。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17692/
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【6】風越のいま『問いをつくる』 有山 裕美子
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風越に来て、1ヶ月とすこし。着任して最初のスタッフ研修で、自ら「問い」をつくった。日々の営みの中で、「問い」はあちこちで生まれているはずだけれど、敢えて今の「問い」を可視化し、仲間と共有する機会はあまりなかったように思う。

改めて自分の「問い」に向き合う。3月までの自分を一旦リセットし、新たな自分と向き合う。今私が一番知りたいことはなんだろう。最も大切にしたいことはなんだろう。しばし熟考する。

私の「問い」には、複数の仲間からのコメントが入り、戻ってきた。なるほど、そういう解釈もあるのか、うんうん、そういうかたちにもつながっていくよね。ひとりで考えることの大切さ、仲間と一緒に考える豊かさ、改めてそのことに気づく。そしてその関係性こそが、私自身の「問い」でもある。

ひとりで「つくる」
みんなで「つくる」
そのふたつをうまくつなげていくにはどうしたら良いのだろう。
その間にはなにがあるのだろう。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17659/

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【7】だんだん風越『プロジェクトを評価するとは?』大作 光子
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前編を書き上げてから時間が経ってしまいました。5月20日は第5回(2021年度はじめて!)のアウトプットデイでした。保護者や関係者のみなさんにはオンラインで観ていただくことになりましたが,子どもたちがテーマに出会い,そこから自分の問いをもち深めていった過程と成果を伝えることができました。続々とフィードバックも届いており,ありがたいことです。

さて,子どもたちとの「プロジェクト」や「探究」でどんな世界をみたいですか?どんなことに挑戦しましょうか。「探究的」な活動にとどまらないために,どんな事を核に据えたらいいのか。プロジェクト設計を丁寧にしつつ,子どもたち自身が探究者としての自分を鍛えていくために何を委ねるのか。風越のスタッフはこんな事を考えながらプロジェクトをつくっているのですが,後編では,これらの事を考えるための一助として,プロジェクトの公正な評価と記録について書いてみます。

続きはこちら>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/17750/
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【8】 今月のWebかぜのーと更新情報
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「放課後その後」岩瀬 直樹
>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/gori/17195/

「あゆんできた道をふりかえって」野村 祐衣
>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/17316/

「かざこしミーティング、はじめの1年をふりかえる」片岡 利允
>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/17505/

「想定外から生まれるもの」岩瀬 直樹
>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/gori/17614/

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(あとがき)

今月は、4月から新しくスタッフに参画したメンバーの記事をいくつかお届けしました。
去年の5月号の記事を読み返すと、そうそう、分散登園・分散登校期間中はこんなだったなと、当時の風景を思い出します。
>> https://kazakoshi.ed.jp/mailmagazine/5793/

今年の5月は、14ヶ月めと2ヶ月めの大人と子どもが混ざることで、去年よりも起きるできごとの色彩が濃い感じ。森の緑も、増えてきました。

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発行元 学校法人軽井沢風越学園
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