2022年4月27日
こんにちは、軽井沢風越学園です。
新しい1年が始まり、3週目を迎えています。年少から9年生までの12年間のつながりを改めて大事にしたいと、今年度は前期(年少から2年生)・後期(3年生以上)の区切りをなくし、年齢の近しい5グループに分かれて学びと生活を始めました。
また、各グループと横断的に関わるラボやライブラリーをリエゾンセンターとし、「森」もその機能の一つと位置づけています。「森」担当のスタッフって、なんだかいいかんじ。
そんな2022年度のはじまりの様子をお伝えするオンライン授業見学を5/13(金)に実施します。よろしければ、ご参加ください。
>> https://kazakoshi.ed.jp/news/event/22611/
かぜのーと 第60号(2022年4月27日発行)
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【1】『“ぬ”からはじまる四文字』本城 慎之介
【2】 2022/5/31(火)応募〆切/幼稚園スタッフ(アルバイト)を募集
【3】『「どうしてだろう」からはじまる物語』坂巻 愛子
【4】『つくり手たちの熱量高まる「風越づくりの日」』片岡 利允
【5】『子どもたちの風越の感触 ー8年生映像インタビューで感じたこと』丸尾 隆一
【6】『3年目のかざこしの朝』青木 将幸
【7】『祝メルマガ60号、「かぜのーと」編集で大事にしていること』 辰巳 真理子
【8】 風越みらいツクール2期生募集(5/15 申込〆切)
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【1】#ホーム
『“ぬ”からはじまる四文字』本城 慎之介
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第3週、風越づくりキャンプ、略してづくキャン。
つくるえがくの日、風越づくりの日、森の日、本日和の4日間。
はじまりの週でつくられていったものは、おわりの日にどうなっていくだろうか。
ホーム発表の瞬間、悲喜こもごも。
こんなにもこの時を子どもたちが待っているとは思ってもみなかった。
子どもたちにとってホームって居場所のひとつなんだな。
あれは月曜日だったか、デッキで昼飯食べながらスタッフ数名でホームの名前についておしゃべり。
そこで思いつきというかふざけ半分で出たアイディアが採用された。
ホームの名前は、ある平仮名からはじまる四文字に。
そして2022年度は「ぬ」。ホームの最初のミーティングは、「ぬ」からはじまる言葉出し。
これね、けっこういいですよ。
記事はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/22525/
今月公開した、他の300文字作文記事
・「はじまりの日からはじまりの日まで」>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/22453/
・「あちこちでミーティング」>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/22307/
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【2】 2022/5/31(火)応募〆切
幼稚園スタッフ(アルバイト)を募集
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スタッフの遠藤 綾です。このたび、幼稚園で、私たちとともに働くパートタイマー職員(アルバイト)を募集します。
幼稚園では「森とつながる暮らし」をカリキュラムの核にしています。
子どもたちと野外でごはんを炊いたり、薪割りをしたり、焚き火をしたり、畑をつくったり、森の中に秘密基地をつくったり。
3歳から15歳までの12年間、子どもたちがあそび・まなぶ風越学園の生活の中で、「自分をつくる」時間をたっぷり過ごしています。そんな子どもたちの時間をよりよくしていくために、私たちの保育を支えてください。
保育現場から離れていたけど短時間ならやってみたいという方や、保育の現場ではなくても子どもに関わる仕事の経験がある方も歓迎です。
雨の日も雪の日も自然の中で保育することを幸せに感じられる方のご応募をお待ちしています。
詳細はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/news/recruit/22661/
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【3】#幼児
『「どうしてだろう」からはじまる物語』坂巻 愛子
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「今まで食べたご飯の中で一番おいしい!」「高級ホテルのごはんよりおいしい!」
それは昨年度、稲刈りを間近に控えた田んぼでまるねこチーム(年長児21名+年中児1名)が学園で拾った栗をゴロゴロと入れた栗ご飯を口いっぱいに頬張ったときの嬉しい声だった。
その体験から「風越学園の人たちやお家の人にこの味をあげたい!」「何回もマッチしたりご飯炊いたりしたらとってもうまくなると思う」「おいしく炊けるようになるまで練習が必要」という思いが子どもたちの中に生まれた。それから毎週木曜日は『ごはんの日』と決めて、火をおこし飯盒でご飯を炊くことに。
まず火がなかなか点かないことに苦戦。
「みんな集まって!ミーティングするよ!」アオイの声で輪ができると、「今日は木から煙がでてくるよ、なんでだろう」「濡れた木があったんだよ」「木を入れすぎたんだよ」「風が足りないんだと思う」「離乳食(焚付のこと)を入れるのが遅かったんだよ」と、あーだ、こーだ言うそのやり取りは沢山の人の思いがぶつかりあってカオスだった。それはぐっと自分の内に問いかけながら「ぼくはこう思う」を伝える姿だった。
そんな中マヒロが言った「やってみようよ、やってみないとわからないよ、うまくいくかもしれないよ」の一言。その言葉になんだかしっくりきた様子で、「そうだね」という雰囲気に。そしてミーティングの輪は解けた。
こんなふうに「やってみる」を繰り返したご飯の日は11回続いた。
いつも同じようにやれば火が点くわけではなく、「点いてくれよ」と願いながら「あかちゃんの火(小さな火のことをこう呼んでいた)はどうしてほしいんだろう」と観察した。そして火をつけるのはなかなか手強いぞ、という実感は回を追うごとに沸々と湧いてくるものだった。じっくりと向き合えば「わからない」が生まれ、「いいこと考えた!」「こうしたらどうかな」と閃きが生まれ、「やってみる」を繰り返す時間がつくられていった。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/22616/
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【4】#風越づくり
『つくり手たちの熱量高まる「風越づくりの日」』片岡 利允
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風越学園の3年目、2022年度は「風越づくりキャンプ(通称「づくキャン」)」からはじまった。3日目の午前は「風越づくりの日」。
2022年度の「風越づくり」がここからはじまる。学校づくりのキックオフの日だ。
風越の新たな1年をつくりはじめるにあたって、「つくる」を支える3つの視点、「ひと」「もの」「こと」について、考えたり、つくったり、交流したりする時間からスタートしていくことに。まずは、この3つの視点について行ったそれぞれの活動についての大まかな流れからお伝えしていきたい。
(最後に「ホーム」についての発表もあったが、こちらについてはまた別な機会に書くことにする)
1つ目は、「ひと」の時間。ともに風越をつくっていく、風越でつくっていくには仲間である「ひと」の存在が必要だ。そこにいる「ひと」とより詳しく知り合えていれば、例えば、「いっしょにこれやらない?」「ちょっと、相談したいんだけど・・・」とよりつくっていくことができるはず。そのために、まず、ここにいる「ひと」と出会い、出会い直すことからはじめよう。そんな時間。
まずは、シートに自分の好きなことや得意なことなどを記入して、できるだけいろんなたくさんの「ひと」と自己紹介をしあう。よく知っている人、まあまあ知っている人、知らない人、誰に声をかけるかは自分でチャレンジを選ぶ。できたらお互いにサイン。目指せ100人!ってな感じで。
最終的には、このシートに写真をはって、しっかりと製本し、「ひとずかん」として完成させる予定だ。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/22700/
今月公開した、片岡の他記事
・2年目の終わり、第24回かざこしミーティング>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/22687/
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【5】#7・8年
『子どもたちの風越の感触 ー8年生映像インタビューで感じたこと』丸尾 隆一
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みなさん、こんにちは。時々、風越学園にフラッと現れて撮影しては、またしばらく居なくなる。そんなことを開校前の2018年から続けている丸尾と言います。
まずは簡単な自己紹介から。普段は東京をベースに、写真や映像ドキュメントを中心に仕事していますが、とあるきっかけで辰巳さんと出会い、縁もゆかりもなかった風越学園にカメラ1つ持って立ち居入り続けています。
スタッフからは丸尾さん、子ども達からはカメラマンと呼ばれています(数人の子どもは丸ちゃんと呼んでくれます笑)。
私自身は、これまでも実験的な教育プロジェクトの場に携わり続けていたこともあり、その時の経験を活かしながら風越学園で起きていることを撮影して、映像で残すことを中心に風越学園の成長を見守る1人です。
これまで撮ってまとめた映像は「かぜシネマ」と、かぜのーと編集部から素敵な名前を授かり、vimeoで公開されています。名前が付くと、突然輪郭がはっきりして気持ちが切り替わったのを思い出します。
2018年に関わりはじめた当初から、まずは「起きていることを残す」を実践し、それ以外に大きな要望はなく(たぶん)、今も毎学期ごとに撮影に行くのに良さそうなタイミングを相談しながら何を撮るかも曖昧なまま、まずは風越に身を起き、そこで起きていることに目を向け撮ってみて勝手に編集した後、公開する意味のあるものは公開する、という極めてシンプルなルールで動いています。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/22735/
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【6】#異年齢
『3年目のかざこしの朝』 青木 将幸
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みなさん、こんにちは。軽井沢風越学園の評議員をつとめているファシリテーターの青木マーキーです。ふだんは兵庫県の淡路島に住んでいて、家族会議から国際会議まであらゆる会議のファシリテーションを仕事にしています。
今回は理事や評議員での意見交換会があって、かざこしを訪問しました。
意見交換会は午後からだったのですが、僕は3年目を迎える「かざこしの日常」を見ておきたかったので、前泊して、朝一番の様子から見学させてもらいました。
2022年4月25日(月)。軽井沢でもようやく桜が咲く季節になったようです。日中、晴れると温かくて、Tシャツ1枚で過ごしている人もちらほら。朝の登校の時間というのは、その学校の雰囲気が表れます。
私ごとですが、この春にうちの息子が中1になって淡路島の私立中学に入学しました。
この学校では、登下校時に送迎や来賓の車を見かけたら、生徒はきちんと車に向かって正対して、おじぎをするという指導が徹底されています。
「えらく丁寧な挨拶をしてくれる生徒さんだな」と好感を持つ人も多いようです、が、かざこしの場合、そういう登校風景ではありません。ある意味、真逆とも言えるでしょう。
みんな、ぷらぷらと、ピクニックに行くかのように登校しています。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/22753/
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【7】#スタッフ
『祝メルマガ60号、「かぜのーと」編集で大事にしていること』 辰巳 真理子
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開校前の2017年5月から始めた「かぜのーと」、2022年4月のメールマガジンが60号めの発行となり、まる5年続けたことになります。なにぶん同じことを長くやり続けることが苦手な性分の私が、毎月コツコツと一度も逃さず発行できたことは、ちょっぴり誇らしく、また同時に一緒に編集しているひかちゃん(三輪)なしには到底無理でした。これを機に、なぜ私たちがこのような学校広報を試みているのか、どんなことを大切に編集しているか、またどんなことに難しさを感じているか、書いてみます。
「かぜのーと」とは、次のように紹介しています。
子どもたちの遊びと学びの様子、日々生まれるスタッフの問いや気づきなど、
学校づくりについてなるべくそのまま正直にお届けします。
2022年4月18日時点の掲載記事は、418。昨年度だけで134の記事が増えました。年に何度か、こんなにたくさん記事を出さなくてもいいのでは…、と頭をよぎることがあります。それでも届け続けているのは、なぜか。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/22721/
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【8】風越みらいツクール2期生募集(5/15 申込〆切)
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昨年、この ”じっくり、ゆったり、たっぷり、まざって、「 」になる” プロセスを、全国各地の18歳から24歳の人たちとも一緒に分かちあいたいと「風越みらいツクール」を始めました。
具体的な進路や仕事のことを「 」の中に埋める前に、”私は、どんな「 」になっていくんだろう…”という問いを、多様な関係性の中で探り・確かめあう時間を重ねる中で、こんな私がいるんだ、という新しい気づきや、私はこういうことを大事にしたい存在なんだな、という再発見が一人ひとりの参加者・保護者・スタッフにありました。
今年も軽井沢風越学園の子どもたちと数名の保護者、スタッフとの出会いとたくさんの「つくる」経験を通じて、”私らしい私の輪郭”を自分自身で取り扱えるようになることを願っています。
詳細はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazamic/
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(あとがき)
4月から約40名の新しい子どもたちと、8名の新しいスタッフが加わりました。日々、表情や佇まいに変化があって、それぞれの存在の輪郭が現れつつあります。
昨年度からの子どもたちとスタッフともまざって、互いの存在がくっきり確かめあえるような時間を今年もつくることができますように。
記事にも書きましたが、今月号でメールマガジン60号めとなりました!
いつも読んでくださってるみなさん、本当にありがとうございます。
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発行元 学校法人軽井沢風越学園
ホームページ https://kazakoshi.ed.jp
メールアドレス info@kazakoshi.jp
#配信停止については、ホームページのお問い合わせ(https://kazakoshi.ed.jp/contact/)
からお知らせください。