風越のいま 2021年6月6日

嘘つき

本城 慎之介
投稿者 | 本城 慎之介

2021年6月6日

第10週。

8年生対象の「みらいをつくる」という授業は大嘘からスタートした。

週の半ばくらいに思いついたのは「8年生25人全員の進学する高校、大学、就職先、すべて決めておきました。」という嘘。緩む表情を引き締めて、渾身の演技で8年生25人に伝えた。

実在の高校との連携話には大歓声。それが、大学・就職先も予め決まっていると知ると、戸惑いの声にだんだん変わっていく。「それは困る!だって私は…」と途中で泣き出す子も。

すべて嘘だとわかった時の複雑な表情。「みらいを決められたことを、一瞬喜んだ自分はいったい何だったんだ?」そんな思いだったんじゃないかな。

この日、心の中で起こった感情の変化を忘れないでいてほしい。そして、「みらいは自分で決めます」と思い続けてほしい。

(#300文字作文)

 

「あのときかもしれない」を朗読した。(「深呼吸の必要」、長田弘、晶文社)

本城 慎之介

投稿者本城 慎之介

投稿者本城 慎之介

何をしているのか、何が起こっているのか、ぱっと見てもわからないような状況がどんどん生まれるといいなと思っています。いつもゆらいでいて、その上で地に足着いている。そんな軽井沢風越学園になっていけますように…。

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