2021年10月24日
(書き手・馬野 友之/2023年3月 退職)
1回めの往復書簡のやりとりをしたあと、僕(うまっち)は、ざっきー(山崎)の問いや仕事のことをなんとなく意識のどこかで気になりながら風越での日々を過ごしていました。
夏休みを明けて、新型コロナウイルス感染対策の各ラーニング・グループ(以下、LG)の活動エリアが区切られました。これにより、LG同士の関わりの頻度は減りました。スタッフも関わる子どもが限られるなど、人の動きにさまざまな影響を与えました。特に異学年のプロジェクトを行うことが難しい状況となりました。
この狭まった活動エリアで、子どもたちと一緒に過ごすということは、今まで風越ではあまりやったことのないことでした。せっかくのこういう機会なので、どんなことが起こるのか?ここで起こったことを、どう活かして次につなげられそうなのかを考えながら過ごしていました。
そうした中、1回目から期間はあいているのだけれども、そんなに離れていないような感覚を持ちながら、お互いの問いに再会しました。
※夏休み前までの「わたしをつくる」時間では、山崎は技術家庭室を担当し、そこで活動する子どもたちに関わっていた。
今回の往復書簡は、ここまでです。
5,6年のLGや、7,8年のLGと、同じ子どもたちと過ごす時間が増えていくことで、目の前の子どもたちをいろいろな姿を見る時間も増えていく。一方で、他のLGの様子や、全体のことは意識して見ていこうとしないと、どんどん見えなくなって、視野が狭くなっていくことも起こりそう。
そんなときに、4月に作った問いが、自分の視界を広げてくれるような役割があるように感じます。目の前の景色と、ちょっと俯瞰して見える景色を行ったり来たりすることがこれから大事そうだなぁと思います。