風越のいま 2021年7月16日

まなざしの向こう側

清水 春美
投稿者 | 清水 春美

2021年7月16日

保健室を出る後ろ姿に「いってらっしゃい」と声をかけます。

自分の癖みたいなものかな、と思いながら、おまじないのように想いをこめているかも、と気づきました。

毎日はそんな単純ではないけれど、そんな一言で回る車輪もあるかもしれないなぁと。

「いってらっしゃい」の先には「おかえり」があると思っていて、甘やかしでなく、戻る場所はあるよ、と心のなかで声をかけています。

そして元気でまた会いたい、とも。

なんでも受け入れます、ではないけれど、いつどんなきっかけで生命が不安定になるかなんてわからない。

そのつなぎ目は、吹けば飛ぶように繊細だとも思うのです。

風呂敷を広げつつ、自立を願いながら。

今日も変わらず、いつも通り。

保健室に飾っている花。子どもが朝おうちで摘んできたものをプレゼントしてくれた。

#2021 #300文字作文 #ウェルネス

清水 春美

投稿者清水 春美

投稿者清水 春美

子どもたちも大人も、まるっとそのまま、そのままであれるといいなと思っています。

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