2020年5月31日
はじまりの日、分散登園・登校と続いて、いよいよ明日は通常登園・登校。3回目の「開園・開校」です。
本来は春休みに「風越づくり」(開校準備)を、子どもー保護者ースタッフで一緒に行う予定でした。4月7日からは3泊4日で「風越づくりキャンプ(学校に希望者が泊まって学校をつくるキャンプ)」の予定でした。
しかしオンラインスタートでその企画は延期となり、刻々と変わる状況の中でついついぼくは「自分たちでなんとかしなくては」というモードになってしまっていました。つい従来の枠で考えてしまう。今起きている問題を解決しようと近視眼的になってしまう、そんなところを行ったり来たり。
そんな時、ゴールデンウイークに保護者のお一人から「一緒に悩みましょう!」とメッセージがあり、数日後にウタロウとシュウゴのインタビュー「学校をつくりに風越に来た」がありました。その2つのできごとのおかげで、ぼくは「子どもも大人も、つくり手である」というところにしっかり戻ってこられた感じです。
「風越づくり」の2日目は、学園全体を覆う熱量みたいなものを感じました。子どもも大人も忙しそう。「時間が足りない!」とそれぞれが本気になって、ヘトヘトになりながらも、でもどこか楽しそうに一緒に仕事をしていました。
2階のルームのデザイン、無事完成。大人じゃ思いつかない大胆な配置。
全てのルームが全く違うデザイン。これからどんな風に使われていくか追跡調査もするようです。どんどん配置も変わっていくかもしれません。いつかこのチームの4人がこのプロジェクトの記事を書いてくれるでしょう。
体育館、グラウンド、エレベーターの利用ルールも自分たちでつくってみます。
担当になった人たちが、まずは責任をもって決める。あとは運用しながらよりよく変えていきます。たくさんの右往左往があるだろうな。
全部は終わらなかったけれど、そもそも風越づくりはプロセス。ここがスタートです。(とはいえ、もっと準備できたなとか、もっと任せられたはずなど反省点は山のように…)
子どもとスタッフで「風越づくり」をやっている間、同じ時間にオンラインでは大人が一緒に風越をつくる場、「だんだん風越」の企画ミーティングが行われていました。企画運営メンバーだけでなんと40人超。こちらに参加していた寺中、佐々木は、「いい場だった」と感慨深げでした。からだが2つあったらよかった。
子どもも大人もつくりはじめた1日。
わたしたちはどこに向かいたいのかという問いに何度も戻りつつ、オンラインも校舎もどちらも大切にして、「わたし(たち)の未来をわたし(たち)でつくる」冒険にあらためて出発です。
楽しみだー!
幸せな子ども時代を過ごせる場とは?過去の経験や仕組みにとらわれず、新しいかたちを大胆に一緒につくっていきます。起きること、一緒につくることを「そうきたか!」おもしろがり、おもしろいと思う人たちとつながっていきたいです。
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