毎日うろうろ 2020年4月27日

最大限の試行錯誤をするということ。

岩瀬 直樹
投稿者 | 岩瀬 直樹

2020年4月27日

オンライン中心のスタート、異年齢のホーム、しかもお互い(リアルでは)出会っていないという初めてづくし。

どうすれば 子どもの日々の遊びや学び、暮らしをつくっていくことをサポートできるか、とにかく手探りで進んでいます。このような初めての状況では、なにが「よりよい」かはやってみなくてはわかりません。そこで各ホームには、最大限の試行錯誤をしてね、と話しています。全てのホームが「同じことを同じように同じペースでやる」ことは目指していません。子どもと一緒に、保護者と一緒に試してみて、実践して起きたことを共有して、それをもとに振り返り、学び合い、刺激しあって、さらに「よりよい」ものをつくっていく。その試行と思考のサイクルをグルグル回すことを大切にしています。

例えば、写真は後期(3−7年生)の今日、明日の予定です。(か、き、く、け、こ、は、各ホームの名前です)

一覧してわかるように、見事なほど各ホームごとに取組が違います。大切にしたいことが同じでも、目指すカリキュラムが同じでも、そこへの歩き方はいろいろです。

ましてや子どもたちと一緒に相談しながらつくっていけば、違ってきて当たり前です。違うからこそ、その日の実践を記録し読み合うようにしています。その過程で「算数質問部屋ってどんなふうに運営しているの?」とか、「やはり一人ひとりと話すのは大事だね、うちも取り入れよう」「プロジェクトどうやって始めた?」などのコミュニケーションが生まれ、一人で試行錯誤する何倍ものスピードで改善されていっている、ぼくにはそう見えています。

もしかしたら「兄弟で違う」とか「他のところはこうやっているらしい」などで不安になる方がいるかもしれません。ぼくが保護者の立場でも同じように気になるだろうなあと思いつつ、でもぼくたちは、今はその違いこそが大切だと考えて日々実践し、共有しています。隣の芝は青く見えるし、スタッフ自身も焦る気持ちも芽生えます。大切なことは比較することではなく、学び合うこと。サポートし合うこと。いろいろ模索しながら持続可能な形を探している最中です。

今この記事を打っている最中にも(耳だけオンライン上をうろうろしていました)、「ホームを超えて集まったらどうだろう?」という話が出ていました。うん、試してみましょう。そうすることで子どもは違うスタッフにも出会えそう。こんなふうに日々悩みに悩みながらです。そんな中、保護者とのオンラインでのやりとりでは、一緒につくっていきましょう、試行錯誤しましょう、という方向での言葉が多く、一緒につくっている頼もしさに日々励まされています。

昼に校舎に書類を出しにいくと、おお、ブックボックスの返却と貸し出しのコーナーが。本の貸し出し、保護者も含めて結構な量が行われている模様。大作(みっちゃん)澤田(あすこま)はうれしい悲鳴です(こちらも持続可能な形を模索中)。



今日は、リソースセンターの辰巳(たつみさん)もお手伝いに。大量の本と格闘してました。他の仕事も大量に抱えているのにありがとう。図鑑が重く、腕がパンパンだそうです。

幼稚園のみんなにはこんなメッセージが。

幼児スタッフは、日々、オンラインの中で抜け落ちしてしまうことに向き合い、葛藤しています。毎日あそんでほしい、充実した時間を過ごしてほしい、そんな気持ちが伝わってくる手紙が置かれていました。急に春めいてきた軽井沢。ゴールデンウィークの楽しみの1つになるといいな。

オンライン疲れしている子ども、保護者、スタッフも出てきているよう。帰るとき、本を返しに来たともきと保護者に出会いました。

「今日はともき、午後はオンラインやめて遊びにいくそうです!」

うん、こんな天気がいいんだもの、それはいいなあー。ついつい近視眼的に「この状況をどうすればよいか」に躍起になっていたぼくは、ふっと心が軽くなりました。

思い切り遊べていますように。

岩瀬 直樹

投稿者岩瀬 直樹

投稿者岩瀬 直樹

幸せな子ども時代を過ごせる新しい学校を創ります。私は公教育の可能性を信じています。子どもが持つ学ぶ力を信じています。教員の力を信じています。それらが最大限発揮される学校とはどのような形でしょうか。これまで学級で実践してきたことを出発点に、子どもも大人も「こんな学校に通いたい」「こんな学校を増やしたい!」とワクワクする学校を、一から創っていきます。

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