毎日うろうろ 2020年4月23日

オンラインでも、オンラインだから、動き出してます。

岩瀬 直樹
投稿者 | 岩瀬 直樹

2020年4月23日

今日は朝、幼児グループ(3〜5歳)「あ」をうろうろした後(子どもが出したナゾナゾにみんなが答えるのが面白かった!もう子どもが前に出てきてるんだなー!)、後期グループ(3〜7年生)でじっくりうろうろ。ちょっと実況中継風に朝の様子を書いてみます(なお子どもの名前は仮名です)

どのホームでも共通の悩みは、オンライン会議室に入るのに手間取る子もいて、なかなか時間ぴったりに集まりにくいこと。早く入った子は待ち時間が増えます。ところがこのグループは待ち時間が、“待ち”時間じゃなくなってます。馬野(うまっち)の「待っている間にニョッキで遊んで待っていよう!」の声で、チャットを使ったゲームが始まる。早く来てた子がちょっぴり得をする感じ。楽しく遊んでいる間に人が集まりました。

根岸(ぽん)のやわらかい語り口でスタート。

『はじめまーす。みなさんおはようございまーす。今日が集まりはじめて1週間がたちました。あっというま!!みんなこの1週間どうだった?』

「楽しかった!」

『楽しかった?今日朝、眠いーって書いている人多かったから、疲れてる人もいるかなー。最初は今日はどんな日か話そうかな。今日は「子ども読書の日」なんだけどね…』

という言葉とともに、ポスターが画面共有されます。昨日あるスタッフが、オンライン会議室は実は聴覚優位である、と話していました。確かに画面を見ているので視覚優位と捉えがちですが、たくさんの顔を追うのは大変で、結局話し手の声(言語情報)で進んでいることが多い。非言語情報が消えやすいのですよね。

このように画面共有で「可視化すること」って、思っていたよりずっと大事そうです。

『今日は子ども読書の日なので、自分の好きな本の紹介をしてもらいたいなあと思うんだけど、どうかな。ブックボックスで借りてる本でもいいよ。好きな本あれば今持ってれば持ってきてもらえるかな。』

ここでチャットに「マンガでもいい?」と書き込みがありました。うまっちがすぐに気づいて投げかけます。

「ぽん!まんがでもいい?ってメッセージきてるねー」『いいよー』

ファシリテーターと、コ・ファシリテーターの役割分担。

この後、うまっちからのミニレッスン(短い時間で教えるタイム)が始まりました。今日はコミュニケーションのミニレッスンです。

「このあと小さな部屋に分かれていくんだけど。話を聞いているときに、こういうのしてもらいたいと思います。こういうのなんていうか知ってる?」

こういうの「あいづち」っていうんだけど。うんうん、なるほどってしてくれると話してる人も話しやすくなるんだよね。それぞれの部屋でやってみてもらいたい。これからうまっちが話すから、画面でやってみもらっていい?」

「うまっちさ、この本読んでるんだけど!」

うんうん!!なるほど!!

と楽しそうに反応してくれてます。おおげさにうなづく人とかいて愉快な画面。すぐその場で小さく試してみるのって大事だな。

「そうそう、そうやってあいづちしてくれると話しやすくなるね。今日使ってみてね。」

「4人グループで1人1分ぐらい。好きな本を紹介してください。では、久しぶりにお部屋の世界ににいってらっしゃいー!」「行ってきます!」の元気な声。

ブレイクアウトルームで本の紹介が始まりました。一人1分ぐらいでテンポ良く進んでいます。チャットに、「なるほどうんうんがいっぱいだった」と書き込みが。早速ミニレッスンを生かしている人がいたようです。

『みんなおかえりー!』ぽんのこの一言に「ホーム」という感じが出ているなあ。この後1日の流れの説明がありました。

「9時からはうまぽんにそうだんしたり、おしゃべりしたい人の時間なので、相談したりおしゃべりしたい人は朝のつどいが終わったら残ってね。今日は10時から7年生の算数の部屋があります。」

ここで、依田(よだちゃん)から7年生向けのアナウンスです。

「いよいよ7年生の数学が始まります。7年生の学習計画表を小部屋に隠してあるので、その使い方の説明(google classroom)を、10時からやるので是非きてください。」

今日から7年生は数学の学習をスタートするようです。

最後にぽんから話があります。ここでもホワイトボードで可視化。

『今日はプロジェクトの作戦会議が4つあります。前にも話したけど「一人ひとりを大切にする」を大切にしたいな。

コウキが言ってくれたんだけど、しゃべるのが苦手な人はホワイトボードでもチャットでもいいから自分の意見聞かせて。(お互いの意見を)ききあえたらいいなと思います。初めて参加する人に今までのことをわかるようにしましょう。できれば今日の作戦会議中に次の予定もきめられればいいかな。明日も作戦会議するのか、明日は調べる時間にするのか、決められるといいな。

作戦会議動き出していいなーって思ってる!

プラスして、ぜひ一人ひとりの「〜したい」を大切にしてほしいなと思います。なので、どんどん進められる人は進めてほしいのと、やりたいことが見つからなかったり、相談したりしたい人は、うまぽんの部屋開けてあるし、メッセージもいつでも送ってくれていいので。では今日も1日行ってらっしゃい!』

こんな1日のスタートでした。

この後の「うまぽんに相談」では、お絵かきのソフトがほしい、キーボード練習ソフトがほしい、という相談がでて、その子たちは「パソコンのこと相談部屋」をつくってうまっちと分かれていきました。ブレイクアウトうまく使ってるな。残った人とぽんのおしゃべりはその部屋で続いていました。そろそろ他の勉強も進めたいという声や、複数のプロジェクトに参加したいという声、小屋を作りたいけど作るものが大きすぎて困っているという声。そこにアドバイスする秘密基地プロジェクトチームの人。(後から聞いた話では、どうやら敷地内に作ろう、となったようです。)

子どもたちの声を聞きながら、「子どもたちとつくる」を試行錯誤している。

他のグループもうろうろしましたが、うん、子どもたち、スタッフと一緒に動き始めてます。

ではまた明日。

岩瀬 直樹

投稿者岩瀬 直樹

投稿者岩瀬 直樹

幸せな子ども時代を過ごせる新しい学校を創ります。私は公教育の可能性を信じています。子どもが持つ学ぶ力を信じています。教員の力を信じています。それらが最大限発揮される学校とはどのような形でしょうか。これまで学級で実践してきたことを出発点に、子どもも大人も「こんな学校に通いたい」「こんな学校を増やしたい!」とワクワクする学校を、一から創っていきます。

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