2022年7月28日
こんにちは、軽井沢風越学園です。
8月4・5日に実施する学園説明会(オンライン)のお申し込みは8月1日(月)17時までです。
>> https://kazakoshi.ed.jp/news/event/24247/
なお、23年度入園入学の募集学年を見直しました。新年少・年中・義務教育学校1年生・7年生が今年の出願の対象となります。
>> https://kazakoshi.ed.jp/campus/guide2023/
募集要項と関連して、23年度の授業料等減免制度のご案内も更新しています。
>> https://kazakoshi.ed.jp/campus/scholarship/
また、8月29日(月)にオンライン授業見学を実施します。今回のテーマは「アドベンチャー」です。
>> https://peatix.com/event/3305654/view
かぜのーと 第63号(2022年7月28日発行)
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【1】『少しだけ、肩の力を抜いてみた。3年目のホーム』井上 太智
【2】『風越は、子どもも大人も自分を見つめる場所』林 里紗
【3】『今生きている世界との繋がりを実感する』佐々木 陽平
【4】『思いがけず、未来はつくられる』古瀬 正也
【5】『ルールの編集』本城 慎之介
【6】『「ゆるい」と「だらだら」』赤木 和重
【7】『「心地いい」をまず大切にしたい。』橋場 美穂
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【1】#ホーム
『少しだけ、肩の力を抜いてみた。3年目のホーム』井上 太智
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ホームって?
これは開校から、子どもたち、スタッフが問い続けている大切な問いだ。
新しいホームがスタートして、3ヶ月。今起きていることを書いてみたい。
まず、今年度はスタッフの配置の関係で、ホームでは1年生〜4年生の子たちをメインに関わっている。受け持っている科学の授業は5年生〜9年生だからそれもバランス良し。朝と帰りに出会う愉快なおじさんポジションでいけたらサイコー!なんだけどなぁ。
さてここからはもう少し真面目な話。毎年悩んでしまうのは、ホームとしてどんなホームを目指すか、、みたいなこと。
まとまりのあるホームを目指せば、そこからはみ出す子が気になってくる。なんで一緒にやらないの?と責めたくなったり、マイナス発言はやめようよみたいな残念な関わりをしてしまう。
ホームが家というメタファーで語られるとしたらどうだろう?こんな家を目指そう!と意気込んで日々生活するのは僕だったらちょっと疲れちゃう。何かがなくてもホッとできる場所だと嬉しいよな。スタッフはどんな風にいられると良いだろう?スタッフだって人間だもの、色んな日がある、イライラしちゃう時もある、それもひっくるめて一緒に過ごすということなんだけど。できるだけスタッフはご機嫌でいたい。それならまずは、本当に楽しんで一緒に過ごしちゃうのはどうだろう。その空気が、場を大事にすることや、仲間を大切にすることにつながるんじゃないだろうか。そんなことを3年目にして考えている。
さていよいよ、今年度のホームの様子がどうなのかの話をしよう。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/24713/
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【2】#1・2年生
『風越は、子どもも大人も自分を見つめる場所』林 里紗
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風越学園の人になって、約4ヶ月が経った。
ここに来て、一番感じていること。それは、「風越は、自分を見つめる場所」だなあ、ということ。
・風越学園のスタッフらしく?
入ってしばらくの間の私は、「風越のスタッフらしさ」を探していた。
例えば、子どもたちがけんかを始めた時。「風越のスタッフって、こういう時どうするのだろう?」と、考える。
子どもに何かを聞かれた時。「風越では、どれくらい答えて、どのくらい自分で考えさせるのだろう?」と、その線引きを知りたくなる。
・決まりと仕組みで縛らないとなると、何を軸にすればいいの?
では、今までの私は、どうやってその場面での自分の行動を判断していたか。
それは、その学校の決まりと、学校という仕組みだった。
公立学校では、その学校の決まりや仕組みがまずある。そして、迷った時にはそれを拠り所として、子どもたちへの対応や自分がやることの判断を行うことができた。
もちろん、その決まりや仕組みが全てではなかった。けれど、迷った時に拠り所となるその軸は、学校が作ったものであり、それに沿っていれば良しとされていた。
しかし、今の風越学園には決まりがほとんどと言っていいほど、ない。
それは、大人に対しても、子どもに対してもだ。
仕組みだって、まだまだ試行錯誤中で、がっしりとした頼れるものでは、ない。
逆に言えば、どうにだってできる状況。
「『風越らしさ』ってなんだろう?」「私は、どうしたらいいのだろう?」と、正解を探すように、周りの様子を観察したり、うかがったりする、不安定な日々が続いていた。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/24945/
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【3】#7・8年生
『今生きている世界との繋がりを実感する』佐々木 陽平
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ただ活動的になればいいわけじゃない。ただ興味を持てばいいわけでもない。ただ問いを立てればいいわけでもない。子どもたちが今生きている世界との繋がりを実感するような意味を感じることが大切なのかもしれない。探究も学習もそこから始まるのかもしれない。
僕は今年度から風越学園に参画して、右も左もわからないまま4月が始まった。そんな状況で7・8年第1弾のテーマプロジェクトをぼくとりんちゃん(甲斐)で進めることになった。
誰かに何かのメッセージを伝えることってすごく難しい。メッセージを伝えるのは言葉だけじゃない。身振り手振り、表情、歌、演劇、絵、アニメ・・・。いろいろなメッセージの伝え方がある。誰かに何かのメッセージを伝えることの意味と価値を子どもたちと深く考えたくて、「ポスター」をテーマに決めた。
まずは「風越学園の伝えたいことを一枚の写真に収めてみよう」と投げかけた。子どもたちは、ライブラリーの棚にある本を真下から本をアップするように写真を取ったり、「やりたいことに挑戦できる」という言葉を添えて、看板にペンキを塗っているところを写真に収めたり・・・。ライブラリーを写真で収める子どもたちが多かった。もう少しいろんな視点から子どもたちに風越学園の伝えたいことを深めて欲しくて、スタッフの仕事について伝えたいことを写真に収めたり、風越の情景について考える時間も設けた。
子どもたちはとても楽しそうに写真を撮っていたが少しずつ違和感がでてきた。本当にこれでいいのかな。子どもたちは楽しく活動しているけど、それだけでいいのかな。なんか内に閉じちゃっていないかな。
記事はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/24940/
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【4】#風越みらいツクール
『思いがけず、未来はつくられる』古瀬 正也
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森にはじまり、森におわる。
2022年6月25〜27日、第2期の風越みらいツクールの最初の2泊3日のプログラムがおわった。
風越みらいツクールは、”じっくり、ゆったり、たっぷり、まざって、「 」になる” プロセスを、全国各地の18歳から24歳の人たち17人(ツクール生)と風越学園の8年生、保護者6人とで分かちあう約半年間のプログラム。
思い返してみると、ああ、森のような時間だったな・・・と思う。
森は、いそがない。
森は、ゆったりしている。
森は、すべてをつつみこんでくれる。
あらゆる生き物がいて、
ひとつひとつ違って、違ったまま、ともにある。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/24372/
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【5】#風越ミーティング
『ルールの編集』本城 慎之介
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第14,15週、風越ミーティングで「生活を支える道しるべ」。
「生活ベース」としてスタッフから子どもに提示しようとしていた流れは、カイトを中心にした面々がスタッフと対話を重ねたことで大きく変わっていった。
カイトがプレゼンした風越ミーティング当日、僕は不在だったのだけど、よき時間だった様子。頼もしい。
この流れを受けて担当するホームで、「ルール編集」のお稽古。ルールを編集して、もっと生活をおもしろくしようぜ。問題解消じゃなくて、問題解笑しよう。ルールをおもしろくするのは、子どもでも難しいこと。それでも、ふざけたアイディア、本末転倒なものが出てくる。校舎内に隠す、早く来た人がもらえる、ゴリさんと勝負…。
眉をひそめず、おもしろがる。めんどうなアプローチではあるけれど。
記事はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/24565/
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【6】#風越の教室に入ってみた
『「ゆるい」と「だらだら」』 赤木 和重
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こんにちは,神戸大学の赤木和重です。
コロナの感染状況が,多少落ち着いたこともあり,4月に訪問することができました。軽井沢風越学園に開校年度からお世話になっていますが,4月に訪問できたのははじめてです。
年度最初の立ち上げの様子に立ち会えることで,いろいろなことがわかってくるのではないかな?と楽しみに参加しました。実際,訪問した時期は,1・2年目にあった「ホーム」という朝のつどい・帰りのつどいをする異年齢の基礎集団がなくなっているなど,昨年度からの変化を感じることも多くありました(※なお,「ホーム」はGW明けには設置されたようです)。
様々な場面で,興味深い出来事が起こったのですが,今回は,ちょっとしょっぱい出来事から,自由や規律について考えてみたいと思います。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/akagi_report/24835/
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【7】#スタッフインタビュー
『「心地いい」をまず大切にしたい。』橋場 美穂
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小さい頃から保育士になりたいと思っていました。というのも、子どもが3人いる叔母が、「子どもたち、3人とも違う性格なの。みんな同じように育てているのに、みんな違うのよ。面白いのよ」と話してくれたことがあったんです。その当時、私はまだ4年生だったんですけど、「そうなんだ、子どもってみんな違うんだ」と心に残って。それから、そのイトコたちとたくさん遊ぶようになって、小さい子に興味を持つようになっていきました。
__ それで、保育の仕事に。
実は、高校を卒業してすぐに一般企業に就職してレストランでウェイターをやっていました。高校生の時に飲食店でアルバイトをして、毎日いろんなお客さんがきて、違うことが起きて面白いなと思って。
でも、結婚をしたタイミングで「私がやりたい仕事はなんだろう」って改めて考えた時に、やっぱり保育の仕事をしたいと思ったんですよね。それで、働きながら通信の大学に通って保育士の資格を取って。当時住んでいた都内の保育園で働きはじめました。
__ 実際保育士になってみて、どうでしたか。
楽しかったけど、忙しかった。私が当時働いていた保育園は、一日の流れみたいなものが決まっていて、それ通りに過ごすのにいっぱいいっぱいだったし、行事みたいなものも多くて。今思えば、この行事を子どもたちとどうこなすかとか、そういうことばかり考えて日々を過ごしていたように思います。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/staff_interview/24896/
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(あとがき)
明日7月29日(金)から8月22日(月)まで子どもたちは夏休み。
先週後半から、風越学園でも新型コロナウイルスの感染者が増加を続け、
今週は変則的な学校運営となりました。
開校以来、何度となく感染状況によって対応を迫られ続けていますが、
壊すべき壁のような障害というよりは、乗りこなす波のようなイメージで
しなやかさを少しずつ獲得しつつあるような。
夏休み後半、8,9年生の子どもたちが長らく準備を続けてきたセルフトラベル(修学旅行)の催行が何より気がかりです。
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発行元 学校法人軽井沢風越学園
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