2022年5月14日
第6、7週。今年もピッキオによる学年別のクマ学習が始まった。
森の緑はぐっと濃くなった。見えていた向こう側がまるっきり見えなくなっている。風越学園に隣接する森は、長い間、人が立ち入らない様々な生き物たちの場所だ。もちろん今も。ツキノワグマは、別荘地に囲まれたこの森を休息地にしているらしい。
新緑の季節、冬眠から覚めたクマたちは活動を始める。もちろんこの森の中でも。そして僕らはこの森で遊ばせてもらっている。だから、出会う可能性は低くない。
もし人に被害が出たら、クマは射殺されてしまう。それは避けたい。だから、人がクマについて学ぶ。僕らは侵入者なんだから。
共存や接点、棲み分けや区分け。どうしていくといいか、頭を悩ませている。
何をしているのか、何が起こっているのか、ぱっと見てもわからないような状況がどんどん生まれるといいなと思っています。いつもゆらいでいて、その上で地に足着いている。そんな軽井沢風越学園になっていけますように…。
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