2021年7月16日
保健室を出る後ろ姿に「いってらっしゃい」と声をかけます。
自分の癖みたいなものかな、と思いながら、おまじないのように想いをこめているかも、と気づきました。
毎日はそんな単純ではないけれど、そんな一言で回る車輪もあるかもしれないなぁと。
「いってらっしゃい」の先には「おかえり」があると思っていて、甘やかしでなく、戻る場所はあるよ、と心のなかで声をかけています。
そして元気でまた会いたい、とも。
なんでも受け入れます、ではないけれど、いつどんなきっかけで生命が不安定になるかなんてわからない。
そのつなぎ目は、吹けば飛ぶように繊細だとも思うのです。
風呂敷を広げつつ、自立を願いながら。
今日も変わらず、いつも通り。