毎日うろうろ 2021年1月16日

学びとあそびのスタートと、本の世界に誘うこと

岩瀬 直樹
投稿者 | 岩瀬 直樹

2021年1月16日

新しい年を迎えました。学びもあそびも早速スタートしています。

小中学生プレゼンコンテスト「スタートアップJrアワード2020」で見事、書類審査を通過した、カノ、ココロ、ユヅキ。

セルフビルドの時間を中心に動画審査の提出に向けて、うまっち、とのちゃんと準備をしています。
お互いのプレゼンに真っ直ぐフィードバックしあう3人。お互いがお互いの成長にも責任を持ってフィードバックしあえる関係は素敵だなと思います。内容には厳しく、人には優しく。親切で(Be Kind)、役に立つように(Helpful)、具体的に(Specific)フィードバックしあうこと。大人も子どもも少しずつ風越の文化になってきています。
ぼくも通りかかって練習を聞かせてもらい、フィードバックしてきました。自分で自分に満足できるプレゼンができますように。

後期のテーマプロジェクトも1月14日から新しくスタート。5、6年生のAチームのテーマは「イノベーション」。探究学舎の宝槻さんがたいち(井上)ざっきー(山﨑)かなめん(大越)と一緒にプロジェクトに伴走してくださっています。どんな探究になっていくのか楽しみです。

自由に生きていく力の根っこは、探究する力にあると確信しています。
自分(たち)なりの問いを、自分(たち)なりの仕方で、自分(たち)なりの答えにたどり着く探究する力。それが豊かになれば、なりたい自分進みたい道に向けて、歩んでいけるようになるでしょう。だからこそぼくたちは探究の学びを真ん中に据えます。さて、どんな探究になっていくでしょうか。

幼稚園のわくわく星のみなさんは、「秘密の場所」へ探検に。ぼくが通りかかったら「ゴリさんもいく?」と声をかけてくれたので、一緒に連れて行ってもらいました。

うっすら雪の積もった秘密の場所で、坂道を駆け登ったり、滑り台にしたりしながら思いっきり遊んでいました。季節を感じながら、かかわりながら、たっぷり遊ぶ時間は本当に豊かな原体験になっていくだろうな。

コロナ禍の影響もあり、なかなか学園での普段の学びや遊びの様子を保護者や地域の皆さんと共有できず残念です。今この記事は、校舎2階のカウンターで書いているのですが、ここも保護者の方がコワーキングスペースのように使っていて、子どもたちが大人の仕事をしている姿を感じたり、大人が子どもの学びや生活に時々関わってみたり、みたいなことが起きるといいなあと思っているのですが、まだそれも実現できず残念。

子どもたちの日々の様子がわからないと、保護者が不安になることもふえるのではないかとも思っています。日々学んでいる姿、試行錯誤している姿、遊んでいる姿、暮らしている姿、もっともっと共有して一緒に考えたい。
日々の情景を共有するにはどうすればいいか、いろいろ考えているところです。

こちらはライブラリーの一角。1、2年生、たっぷり読んでます。本が読めるようになるには、たっぷり読む。昨日の夜、安野光雅『かんがえる子ども』を再読しました。

・本を読まないでも、生きていけます。でも、本を読んで生きた人は、同じ十年生きていても、二十年も三十年も生きたことになります。
・「本を読む」ことと、「自分で考える」ことはつながっていると思います。「本を読むことは、自分の考えかたを育てること」です。とにかく、子どもたちには、自分で考えるくせをつけてほしいと思います。だれか偉い人がいっていたからとか、テレビでいっていたからとか、判断を他人に任せるようではつまらないではありませんか。でも、自分で考えるためには、日頃の訓練が必要です。頭がやわらかいうちに、たくさん本を読んで、世の中にはいろんな考えかたがあることを知りたいものです。

軽井沢風越学園の真ん中にライブラリーを置いた理由の一つには、学ぶこと、世界を知ることの大きな核の一つは「読むこと」であると思っているからです。

せっかく本があっても、本の世界とつなぐ大人の存在はとても大切です。そのためにはぼくたち大人が、子どもの本をどれくらい読んでいるかが決定的に大事で、それなくして子どもと本をつなぐことはなかなか難しいです。

本の世界を楽しんでいると、その喜びを熱量をもって伝えることができる。その没頭している姿が、子どもの憧れの姿になる。ある子に出会った時に、「ああ、○○には、あの本が今ぴったりだな」とわかるようになってくる。

風越のスタッフは本気でその役目をしようとしています。本を大切にしています。6、7年生は「一日30分は読もう」と決めているようですが、家ではどうでしょう。素敵な本とたくさんであってほしい。たくさん読んでほしい。
学校は一つの場にすぎません。学校だけでは限界があります。ぜひ家庭でも、子どもと一緒に本を読んだり、楽しんだりする時間があるといいなと思っています。

ちなみに我が家は、子どもが小学生のうちは、同じ本を読んでお風呂でおしゃべりしたり、親子読書タイムを設けて、お菓子と紅茶を用意し、それぞれ好きな本を読んだり、と楽しみを見つけていました。学園でも家でも、本がいつでも身近にある。そんな環境を一緒につくっていきたいです。

ライブラリーでは、みっちゃん、さいちゃんが本の世界に誘ういろんな工夫をしています。

いいところで読んでいるなー!

ライブラリーで、スタッフや保護者が日常的に本を読んでいる、読書会をしている、そんなことも起きるといいなって思っています。子どもに大切にしてほしいことをまず私たち大人が大切にすることから始めてみたいです。

岩瀬 直樹

投稿者岩瀬 直樹

投稿者岩瀬 直樹

幸せな子ども時代を過ごせる新しい学校を創ります。私は公教育の可能性を信じています。子どもが持つ学ぶ力を信じています。教員の力を信じています。それらが最大限発揮される学校とはどのような形でしょうか。これまで学級で実践してきたことを出発点に、子どもも大人も「こんな学校に通いたい」「こんな学校を増やしたい!」とワクワクする学校を、一から創っていきます。

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