2021年10月22日
浅間山に今年初の冠雪があった第29週。
パチンコ台をつくる5歳児たちの姿。
力任せに釘を打つとベースの板を突き破ってしまう。どれくらいの力で打てばいいか、教えたくても教えられない。道具を通して自分の力を具合よく伝える。何度も試して、「これがこの状況のちょうどらしい」という加減を自分自身でつかみとっていく。のこぎりで板を切るときも同じ。うまくいかないことをそのまま引き受けて、押したり引いたりの加減を身体に沁み込ませていく。
やっているうちに、諦めることもある、飽きることもある、戻ってまたやり始めることもある。
その5歳児たちの姿は、学校をつくる大人たちの姿にも見えてくる。
加減というのはやってみながら体得していくもんだな。
何をしているのか、何が起こっているのか、ぱっと見てもわからないような状況がどんどん生まれるといいなと思っています。いつもゆらいでいて、その上で地に足着いている。そんな軽井沢風越学園になっていけますように…。
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