2020年4月16日
こんばんは。今日から、幼児、1・2年生、3ー7年生のそれぞれのホームグループでのオンラインでの取り組みがスタートです。
朝の打ち合わせもそこそこに校舎の各地に散ってスタンバイ。それぞれのスタッフにとっても子どもとオンラインで場をつくるのは初めて。ちょっと緊張しているように見えます。今のこの状況では試行錯誤の中から「よりよい」を探っていく他ありません。
井手(ゆっけ)は幼児と保護者と一緒に朝のチェックイン。
「軽井沢には人が集まらない場所もいっぱいあるので、自分のお気に入りの場所さがしてみてね。アブラチャンもどこかで見つけられるかも。見つけられたら教えてね。今日も1日元気に遊んでくださいねー!」
本物を共有して外に出てあそぶきっかけづくり。アブラチャン見つけられたかな。生姜に似た匂いがするらしいです。いい天気の中、外に遊びに行った子はいたかな。
坂巻(あいこさん)。画面に映るところにカレンダーや植物(アブラチャン?自信なし…→ミモザです/編集部)が飾ってあります。こんな小さな心配り、一手間が、あいこさんらしくて素敵。
後期(3−7年生)担当の根岸(ぽん)が使っている部屋からは楽しそうな声が聞こえてきます。初日から一人ひとりのインタビュー(対話)を始めたようです。一人ひとりの「〜したい」を丁寧にきいているみたい。
「もう、本当に楽しい!オンラインでも会えるのがうれしい」とぽん。オンラインでやるプロジェクト、何か新しいアイデアが浮かんだそうなので、きっと近々子どもと相談しながらやってみるんじゃないかな。
午前中のオンライン風越(仮称)を終えて振り返り中の2人。藤山(ふっしぁん)、「(オンライン会議室に)早く入ってきた子に準備するものとか私が説明して、その子に『後から入ってきた子に準備とか説明してもらっていい?』とお願いしたら、自然に子ども同士の関わりが生まれたんだよね」。
こんなちょっとした工夫の積み重ねがよりよい場をつくっていく。小さな成功体験の自慢(共有)をたくさんたくさんしてほしいな。
スタッフ用の校内SNSでは、今、次々に今日の振り返りが書き込まれてきています。やってみてよかったこと、うまくいかなかったこと、明日への改善点。振り返りを続けることは大変だけど、この手間をかけることで共通の知恵となって広がっていくはず。ぼくたちが大切にしている「手間の追求」です。20人全員でのオンラインは多かったから10人ずつにしてみようか、保護者とおしゃべりする時間もとりたい、一人ひとりにスポットライトがあたるようにどんな工夫が必要か等々。
オンラインだけで全てが解決しないことはよくよくわかっています。なんとか校舎や野外で一緒に学んだり、遊んだりする工夫をしたい。
状況とにらめっこしながら、まだまだ開拓されていないオンラインの可能性も同時に探っていこう、幸せな子ども時代のために今できることでいろいろ試してみよう、そんな今日です。
ではまた明日。
幸せな子ども時代を過ごせる場とは?過去の経験や仕組みにとらわれず、新しいかたちを大胆に一緒につくっていきます。起きること、一緒につくることを「そうきたか!」おもしろがり、おもしろいと思う人たちとつながっていきたいです。
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