2020年4月14日
ようやく今日、明日が「はじまりの日」。全員が校舎に集まってはじめることはできなかったけれど,子どもとスタッフと保護者が出会い、一緒に学校づくりをスタートする、大切な旅のはじまりの1日目です。入学式でも開校式でもなく「はじまりの日」。一人ひとりと丁寧に出会う日です。
受付には、この絵本が飾られていました。
ちょうど1年前の昨日、井上(たいち)がスタッフに読み聞かせしてくれた本。(かぜのーと記事「旅のはじまり」)。井上の1年前の記事はこんな文章です。
どっぷりと学校づくりを楽しんでいます。
なんだか、小さい頃の工作に似ています。なにを作ろうかとワクワクする感じ。うまくいかない感じ。ちょっとだけうまくいく感じ。
軽井沢風越学園は、岩瀬・本城のつくった学校ではなく、そこに関わる多くの人によって生みだされ、育ち、変化していく学校になります。
僕は、その変化を大事にしたいし、恐れずにいたい。その流れも自分たちでつくるんだ。たくさん出会って、手放していこう。仲間を信じて、大胆にいこう。
そんな覚悟をした、旅のはじまりです。
今日もまたそんな感じだ、と思いながら読みなおしました。
この詩(「はじまりの日」ボブ・ディラン作)にある「流されることなく 流れをつくりますように」という言葉が、今日はいつになく自分に響きます。不思議なくらい高揚感はなくいつも通り。これからだから。しっかりつくっていこう、と足元にぐっと力が入る感じ。
ある子が持ってきてくれたカードがまたうれしい。
5箇所にわかれ、換気に充分注意しながら、それぞれのスタッフは心を込めた15分を子どもと保護者と過ごしました。天気がよくてなにより。
スタッフがいつも以上にうれしそうなのが印象的。自然に笑顔になってしまう人がとても多い。そう、スタッフにとっても本当に本当に待ちわびていた日。たった15分だったけどしっかり出会えた感じがする、とは坂巻(あいこさん)。短いからこそ、大切に大切に過ごした時間です。
「いい1日だったー!とってもいい時間でしたよおー!」とは、1日目が終わった直後の、依田(ひっきー)の言葉。はやく集まって一緒にやりたい!という気持ちを抑えきれない。マスク越しの目がうれしそう。そのエネルギーを、オンラインをツールとした日々の様々なアイデアにつなげていってくれることでしょう!
工夫次第でいろんなことができるはず。仲間を信じて、大胆にいこう。
今日、ぼくは午前中は校内をうろうろ。午後は本城と駐車場係で外をうろうろ。27000歩!たくさんの子、保護者とご挨拶できて嬉しい1日でした。
「ごりさん校長とかびっくりした!」と言われて喜んでいいやら悪いやら。
本城はお昼ご飯を焚き火でつくってました。マイペース。
明日は2日目。
2日目もまた旅のはじまりの1日です。
幸せな子ども時代を過ごせる場とは?過去の経験や仕組みにとらわれず、新しいかたちを大胆に一緒につくっていきます。起きること、一緒につくることを「そうきたか!」おもしろがり、おもしろいと思う人たちとつながっていきたいです。
詳しいプロフィールをみる