2020年4月13日
いよいよ明日、明後日は「はじまりの日」。子ども・保護者とスタッフが(個別に)出会う日です。ひと家庭15分と限られた時間ですが、いかに有意義な出会いにするかを考えながら大急ぎで準備中。その中でも意外に時間がかかっているのがブックボックス。ブックボックスとは?(スタッフの大作から子どもたちへのメッセージです)。
みなさん,はじめまして!ライブラリーを担当します,大作(だいさく)光子です。
わたしはみんなが呼びたい名前で呼んでもらうのが好きなので,どうぞ好きな呼び方で声をかけてくださいね。さて,みんなと直接会うのはもう少し待つことになったのですが,ライブラリーではずっとずっとずっとみんなに本を手渡すために準備をしてきていました。
3月に入ってからは大きなトラックに積まれた本が校舎にたくさん届いて,どこにどの本を並べようかと考えて,多くの人たちの力を借りながらスタンバイ!していました。こんな状況で本が並んだ棚をながめていると・・・さみしそうでもあるし,いや,もったいない,もったいない!せっかく本を整えたのだから,それなら届けちゃおう!
そんなことを仲間のスタッフである,あすこまと一緒に決めました!「はじまりの日」で学校にお越しの際に,ライブラリーの本をセットにして貸出します!!新小学校1年生以上のみなさんは,是非ぜひ以下のアンケートから読みたい本をリクエストしてください!!!
*保護者の方で貸出希望の場合もアンケートより受付いたします!(中略)
心待ちわびていた風越学園での学校生活が少しちがうかたちになったことに残念な気持ちを抱いている人,新しく軽井沢に来て,慣れない土地での周りへの気づかいや心細い気持ちの人もいると思います。
ライブラリーは,風越学園の心臓です。
絶え間なく鼓動して,先生たち,保護者のみなさん,そして主役である子どもたちみんなと本をしっかりと繋ぎます。校舎ではじまる学校生活がもっとワクワクするように,みんなに届け!
風越学園ライブラリーからはじめて本を届けるブックボックス・スタート!!
よーい,ドン!!!
「子どもたちの日々の生活が豊かになるように、伴走できることは何か」で生まれたアイデア。大作、澤田(あすこま)を中心に一気に実現に向けて動きました。せっかくたっぷり時間があるからこそ、本の世界に出会ってほしいという願いを込めて。(このプロセスはいつか大作、澤田が記事にしてくれるはず!)
前期の子たちには絵本を10冊ずつセレクト。あとはボックスに詰めるだけ。
後期の子たちにはアンケート結果をもとに4−6冊をセレクト。「リクエストの本が見つからない!」と校内中を駆け回りながらの準備です。本を選ぶのに思ったより時間がかかります。大変だけど相手を想像しながら選ぶ時間はなかなか楽しい。けど時間がない、のジレンマ。「ミステリーが好きって書いてあるだけど何がいいと思う?」「あそこにあるルパンシリーズとかどう?」そんなやりとりをしながら選びます。
アンケートの結果からその子の関心にあいそうな本を。スタッフから「ぜひこれ読んでみては?」というお誘いの本も。これからその子のことを知れば知るほど、やりとりが増えれば増えるほど、ぴったり合う本が届けられるようになるんじゃないかな。だから最初に届く本で「おもしろかった!」「つまらなかった!」をそのまま伝えてくれると嬉しい。届いたからって必ず読まなくてはならない!というものではありません。あくまで「どう?」というお誘い。
(ぼくが個人的に好きな『ミカ×ミカ!』、『12歳の伝説』、『放課後の時間割』、『イクバルの闘い』を忍ばせてみた。はたして気に入ってもらえるか…)
最後の10分、早番勤務全員でホワイトボードの前に集まって進捗の確認です。「どうすれば遅番勤務の人に、引き継ぎが伝わるか」の工夫は、メッセージを残す、イラストで表す(それに描き足す)、引継ぎの担当者の名前を書く、等、ただの作業から、相手を考えたコミュニケーションへと進化しています。今日は野村(もんちゃん)が書いてくれました。「時間が足りなすぎる!」と嘆きながら、でも子どもたちと出会える日に向けてエネルギーを感じる午前中です。
まだまだ仕事は残っているけれど、あとは遅番勤務に託すしかない・・・・
今日の軽井沢は雪が降っていて寒かったのですが、明日はどうやら晴れそう。さて、いよいよはじまるぞ。
幸せな子ども時代を過ごせる場とは?過去の経験や仕組みにとらわれず、新しいかたちを大胆に一緒につくっていきます。起きること、一緒につくることを「そうきたか!」おもしろがり、おもしろいと思う人たちとつながっていきたいです。
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