だんだん風越 2021年6月7日

第10回かざこしミーティング〜風越、はじめの1年の終わりに〜

片岡 利允
投稿者 | 片岡 利允

2021年6月7日

2021年度がはじまってすでにもう早2ヶ月。書こう書こうと思いつつ書けなかった、昨年度最後「第10回かざこしミーティング」のことも、これまで同様ちゃんと書き残しておきたいなと思い、今更ながら、やっとの思いで取り掛かる。それにしても、大きな節目として、大事な一日だった。

ファシリテーターチームのミーティングにも熱が入る

ここまでファシリテーターチームのミーティングは、週に1度のランチミーティングだったが、第10回開催までの数週間は、可能な人だけで、毎日15分程の短いミーティングを行うことにした。

ミーティングの時間は短ければ短いほど、必要なことだけを話すようになってくる。そして、頻度が高いほど、それぞれが日常で続きを考えてくる。結果として、それがさらに熱を生んでいく。そんな準備の数週間だった。

前回の第9回、素晴らしいチームワークを見せたファシリテーターチーム。今年度最後の第10回に向けてのミーティングにも熱が入る。

「1年を振り返る」「1年のみんなの頑張りを祝う」「幼児も含めてみんなが参加できる」「みんなで一つのものをつくる」という、今回のかざこしミーティングで大事にしたいことに何度も戻りながら、プログラムを吟味していく。

サイコロトークのグループサイズ、振り返りのテーマの決め方など、細かいところまで丁寧に考えていく。

「みんなで一つのものをつくりたい!」という思いは、幼児も含めて、みんなが参加できるように、人文字をつくるということに。文字は各ホームから募集したのだが、漢字だと幼児の子たちには理解できない、つくるのが難しい、ということで、ギリギリ直前まで検討した結果、「創」から「つ」になった。

それぐらい、ギリギリまで大事なことに戻りつつ、最善を見出し続けてミーティングを重ねていった。

みんなであそび、つどい、声をあげ、声を聴く

はじまりは、みんなであそぶ時間。恒例(?)のバナナ鬼から。みんなで思いっきり体を動かしてあそぶことを通して、普段、交わらない人たちの存在を全身で感じる時間に。

そして、その後、みんなでひとつの輪になって、今年度の最後に、風越のみんなに向けて一言言いたいことがある人が自由にみんなに話すことができるお立ち台の時間。

ファシリテーターチームのかいのすけの掛け声に対して、先陣切ってお立ち台に上がったのは、7年生のテッペイ。

「みんな1年間よく頑張ったと思う!ありがとう!」

素晴らしいスピーチに、拍手喝采。みんなの1年の頑張りを祝う言葉が、校長先生からでも、他の大人でもなく、主役である子どもの中から出てきたこと。これは、風越を象徴するシーンだなあと思った。テッペイありがとう。

そして、人は人の姿からエネルギーを受け取る。テッペイの姿を見て、次にお立ち台に立ったのが2年生のソノだ。

そして、次々に手があがって、幼児から中学生、指名されたスタッフも含めて、延べ15人程の人たちがお立ち台に上がって、風越のみんなに、思い思いの言葉を投げかけた。そして、それに対して、聴衆であるみんなは拍手や声で応答した。

こうして、誰もがここで声をあげられること、声を聴いてくれる人がいること、かざこしミーティングで大事にしてきたことが体現されたひとつのシーンだった。

そして、最後は、みんなで集合写真。

「もうちょっとこっちー!」「ここら辺がカーブ!」とか言いながら、みんなでひとつの大きな「つ」をつくる。そして、ファシリテーターチーム、ショウタロウのカメラでパシャリ。

ここまでが前半。後半は、後期の人たちで、かざこしミーティングの一年を振り返る。

1年を振り返る。かざこしミーティングを振り返る。

「服の色が同じ人で4人グループをつくってください!」

つくった4人組で、以下のテーマで、サイコロトーク。これは、楽しく振り返りができたらいいなあというファシリテーターチームの人たちが考えたアイデア。

 1:今年頑張ったこと(あえて一番〇〇だったことにしてません)
 2:今年やらかしたこと
 3:今年楽しかったこと
 4:今年学んだこと
 5:今年思い出深いこと
 6:チームで考える

サイコロトークでわいわいがやがやおしゃべりを楽しんだあとは、この1年のかざこしミーティングの記録を、6月のキックオフから映像で振り返る。7分程度だったかな。

カイトの咄嗟のアイデアで、映像の最後に、今日の写真や動画を入れ込む。こういう瞬発力。常に最善を考えて動く姿勢には感服せざるを得ない。

映像が終わり、ぼくは、みんなに2つの問いを投げた。



「あなたにとって、かざこしミーティングはどんな場でしたか?」
「あなたは、かざこしミーティングをどのような場にしたいですか?」

一つ目は、これまでの振り返り。二つ目は、これからの目標。そして、どちらも“あなた”はどう感じていて、どう考えるかということを問う。

あくまでも、みんなの場であるかざこしミーティングは、紛れもない、「あなたの場」であるということを伝えたかった。そして、あなた自身で、あなたの場にして欲しいという願いを持って、問いを投げた。

それぞれ自分で考えて紙に書く。そして、サイコロトークの時のグループでお互いの考えたことをもとに対話をする。

例えば、こんなことが書かれていた。



 

さあ、これをもって、また次の一年をここにいるみんなでつくっていく。あなた自身でつくっていこう。

新メンバー加入、そして、次回は第11回!

第10回かざこしミーティングの最後、ファシリテーターチームから、新メンバー募集の投げかけがあった。この日のランチミーティングに招待すると、数名が集まってきた。すると、面接がスタート。志願理由を聞いています(笑)。

ヒコ「話し合いがつまらないと思って、もっと楽しくしたいから!」
ユウタ「なんかもっとミーティングを盛り上げたいと思って」

全員即採用!この時間に来られなかった人たちも含めて、新生ファシリテーターチームの誕生です。


解散した後、一部のメンバーであーだこーだおしゃべり。

「来年度、第1回にするか、第11回にするか、結構大事な気がする」と、カイト。確かになあと話していると、「継承していきたいから、第11回でしょ!」で満場一致。

そして、「第100回になったら、集まろうぜ!」ということになり、「第100回続くように、新しい人たちを育てないといけない」と、シュウゴ。

そうだね。いいものを続けていこうと思うと、その視点はとても重要だ。いやー、もうそこまで考えているということにただただ感動。このメンバーなら、きっと、来年度も、いや、その先もかざこしミーティングを、いや、風越をよりよい場にしていくことができるんだろうな。

片岡 利允

投稿者片岡 利允

投稿者片岡 利允

歩く、書く、話す、歌う、弾く、笑う、食べる、呑む、が好きな関西人です。感性・感覚・感情・直感・重視だけど、じっくりゆったりどっぷり考えることも好き。いい循環を生む触媒のような存在になりたい。風越のはじめの1年を終えた今、「ファシリテーション」「保育」「読み書き」あたりに関心があります。こう見えてまだ20代。シンガーソングライター。

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