2019年5月21日

第25号(2019年5月21日発行)

2019年5月21日

4月からスタッフが2つのチームに分かれ、一人ひとりがつくり手として学校づくりを進めています。互いの実践や経験を持ち寄り、軽井沢風越学園のカリキュラムをゼロからつくるプロセスは、誰も見たことのない新しい地図を手探りで描いているように見えます。

2つのチームを横断する動きも複数あり、学校づくり途中経過報告会の運営準備や、同じ本を読んで気づきをシェアしあうブッククラブ、就業後のボルダリングなど、仕事も遊びもめいっぱい楽しんでいます。

 

かぜのーと 第25号(2019年5月21日発行)
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【1】風越ワークショップを開催します
【2】こらぼジャーナル(7)お菓子の家を作りたい!!
   〜「〜したい!」は失敗を乗り越える〜
【3】この地とつながる「森の一途な運び手」
【4】かぜあそびレポート(1)はじまりの4月
【5】今月のWebかぜのーと更新情報
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【1】風越ワークショップを開催します
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7月下旬〜9月上旬にかけて風越ワークショップを開催します。スタッフと出会い、軽井沢風越学園の遊びと学びを体感できる時間です。2020年度に入園・入学を検討していらっしゃる方は、ぜひご参加ください。
6/3(月)から外部予約サイト(https://lsg.grapecity.com/kazakoshi/App)にて、軽井沢町・御代田町在住の方のお申込みを受付開始します。それ以外の地域にお住まいの方は、6/23(日)以降にお申し込みください。

対象:2020年度に入園・入学を検討しているお子さんとその保護者
場所:軽井沢駅または中軽井沢駅から徒歩圏内の会場(申込者に別途ご連絡します。)

開催日程はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/news/event/3957/

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【2】こらぼジャーナル(7)お菓子の家を作りたい!!
   〜「〜したい!」は失敗を乗り越える〜
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みなさんは子どもの頃、お菓子の家に憧れませんでしたか? 古今東西、老若男女、誰もが一度はお菓子の家に憧れたはずです。かくいう私も小さい頃に、グリム童話の中の「ヘンゼルとグレーテル」(読んだことはない!)という話の中に、お菓子の家が出てくると聞いて、「お菓子の家ってどんなんなんだろう…ずっと食べていられるのかなぁ…住んでみたいなぁ…」と密かな憧れをもった男の子でした。我が家には「おやつ」という習慣がなかったので、飢餓感にも似た憧れだったのを覚えています。

みう、まり、こよりの3人もそんな憧れをもった女の子たちでした。この3人組は3年生。みうとまりは同じ小学校ですが、こよりは違います。そんな3人組は、「探究の算数」のプロジェクトで出会いました。でも、彼女たちは、最初から意気投合したわけではありません。「探究の算数」が11月に始まったときの最初の探究テーマは、こよりが「自然洞窟のでき方」で、みうとまりの2人が協同で「川の流れをはかるには?」でした。なんか、算数っぽいことをやらなきゃいけないと考え、ひねり出すような思いでテーマを決めた感じでした。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/kj/3959/

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【3】この地とつながる「森の一途な運び手」
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軽井沢の自然や生き物のことを紹介するエッセイ「この地とつながる」をお届けします。
序文はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/liv/3942/

 

新緑の森。
冬のあいだ枯れ木色だった森が、淡い色合いの可憐な山野草と、きらきらと輝く若葉に彩られます。梢では、鳥たちが高らかに歌い、自慢の声を響かせます。まさに春爛漫。

サクラソウの咲く森をお散歩していると、「ハチだ!怖いよ〜!」と、子どもたちが声をあげました。よく見てみるとスズメバチとはちょっと違う風貌。大きな羽音を立てながら、地面近くをゆっくり飛び回っています。

黒と黄色の警戒色をしていますが、ころっと丸く、ふかふかのセーターを着込んだように毛深い体をしています。軽井沢の気候に適応した寒冷地仕様。そう、ハチはハチでも、花の蜜を餌にしている「マルハナバチ」です。ハチなので針は持っていますが、とても温厚で滅多に刺すことはありません。花に夢中で潜り込んでいるマルハナバチのお尻は、なんとも言えない可愛さです。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/liv/3971/

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【4】かぜあそびレポート(1)はじまりの4月
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月に一度集まって、子どもも大人もたっぷり遊んだ鳥井原の森は、この4月から、2〜5歳まで27人の子どもたちが毎日通う認可外保育施設「かぜあそび」として、再スタートしました。

足元にはぴょんぴょんと動きまわる蛙、
にょきにょきと背をのばす土筆。
空は、青さや雲のカタチを少しずつ冬から春模様へ変えてゆく。

「なんで“かえる”ケロケロっていわないんだろう」
「おれ、おばあちゃんちで“つくし”たべたことあるんだ」

子どもたちは毎日鳥井原の森で、新しい動植物に出会いながら、そしてすでに知っているものとは関わり方を変化させながら、周りの世界と関係性を築いています。
それは、人間に対してもおなじです。

「あの“おともだち”がくれたの」
「“そのこ”がつかまえたんだって」

他者の呼び方から伝わってくる距離感。

関係性ができあがって初めて、自己主張もはじまりますから
あそびの中でも、ケンカがない。貸してもない。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/3948/
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【5】今月のWebかぜのーと更新情報
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・「Yes!Off Course!」茂木輝之
・「誰もが作り手になれる」清水春美
・「未完成」外崎恵子

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(あとがき)

学校づくり途中経過報告会の準備が大詰めを迎えています。抽象的な議論だけでなく、こうしたイベントなどで具体的に形にすることでスタッフそれぞれの強みを互いに発見しあっています。募集要項(予定)については、学校づくり途中経過報告会後にホームページで更新する予定です。

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発行元 一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団
ホームページ https://kazakoshi.ed.jp
メールアドレス info@kazakoshi.jp
#配信停止については、ホームページのお問い合わせ(https://kazakoshi.ed.jp/contact/)
からお知らせください。