2019年4月15日

第24号(2019年4月15日発行)

2019年4月15日

こんにちは、軽井沢風越学園設立準備財団です。

いよいよ26人での学校づくりがスタートしました。2週間を終えたスタッフの1人から届いた今の気持ちです。

“スタッフの専門性も、これまでの経験も、みんな違う。同じ物を見ても、感じ方は違うし、考えるスピードも、表現の仕方も違う。
だからこそ、たくさん話をしています。
小さなことも言葉にすることで、宙に浮いた話ではなく、地に足がついた話ができる。そこから新たな思考の芽が出てくる。たし算ではなく、かけ算のように、広がっていく。
伝えていいかな?という不安や遠慮があった初日から、今、遠慮しないで話ができるのは、違いも丁寧に受け止めてくれる、スタッフの存在があるから。見守り、そして必要な時に必要な言葉をかけてくれる、慎さん(本城)やごりさん(岩瀬)の存在があるから。
ひとりではつくれない。だから、誰もがつくり手になれる。全員がつくり手。”

4/8からは認可外保育施設「かぜあそび」もスタート。3日目には季節外れの大雪の中、子どもたちはたっぷり雪遊びを楽しみました。

かぜのーと 第24号(2019年4月15日発行)

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【1】学校づくり途中経過報告会を開催します
【2】こらぼジャーナル(6)ことみの紙飛行機
【3】子どもと一緒に読みたい本 No.12 『魔女の宅急便』
【4】2018年秋・冬のかぜあそびの日レポート
【5】Web かぜのーと更新情報
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【1】学校づくり途中経過報告会を開催します
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2019年5月24日(金)〜26日(日)に計6回の学校づくり途中経過報告会を開催します。
当日は、設立発起人の本城、岩瀬、苫野ほか4月から新たに参画したスタッフたちから軽井沢風越学園が大切にしていること、ここまでの経過や今後の予定についてご報告いたします。どなたでもご参加いただけますので、軽井沢風越学園にご興味を持ってくださっている方は、以下の外部サイトからよりお申し込みください。
>> https://lsg.grapecity.com/kazakoshi/app
また、お手数ですが託児については、別途お申込みをお願いいたします。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/news/event/3863/

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【2】こらぼジャーナル(6)ことみの紙飛行機
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昨年度の放課後学び場「風越こらぼ」1期に参加していた子どもたちの探究の様子をお伝えします。

1年生のことみの第1期こらぼの残り1ヶ月間の目標は、「かみひこーきを60こつくる。いろは、きいろ、あお、みどり、むらさき。かみひこーきをいっぱいつくってうる」というものでした。そこで私のほうから「よく飛ばないと売れないよね」ということを伝えると、ちょっと考えて、ただ作るだけではなくて、よく飛ぶ紙飛行機を作るという目標になりました。あそびが探究に変わった瞬間だと私は思いました。

紙飛行機は、探究の素材にとても向いています。明確な目標があります。「よく飛ぶこと」です。とってもわかりやすいですね。検証もしやすいです。工作自体がとても簡単です。1年生でも十分にいろいろな工夫ができます。そして、航空力学の初歩を学べます。(ほんとか?)とても科学的な課題です。それを楽しみながらできます。

詳細はこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/kj/3819/

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【3】子どもと一緒に読みたい本 No.12 『魔女の宅急便』
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四月。新生活。新しい出会い。ワクワクと不安。いろんな想いを抱いて軽井沢へやってきました。私のそんな気持ちにぴったりの本を紹介します。
この物語に出会ったきっかけは、本ではなくて映画でした。原作を読んだのは大人になってからのこと。私の大好きな物語です。

主人公のキキは13歳。魔女になることを決意して、魔女のいない街へ修行に旅立ちます。旅立つことを決めたとき、相棒の魔女猫ジジがキキに言います。

「どうなることやら、心配だね。決めたらすぐの人だから」

ジジの心配をよそに、キキは自信満々に答えます。

「あら、そう。あたし、心配なんてしてないわ。心配はおきたときすればいいのよ。今は贈りもののふたをあけるときみたいにわくわくしてるわ」

このセリフ、すごくキキらしいなって思うんです。そして、何が起こるかわからないことに怖がるよりも、わくわくしちゃうキキに共感します。 私も軽井沢風越学園ができると知ったとき、どこからともなく湧き上がる興奮を抑えることができませんでした。「不安なことはないの?」って聞かれることもあったけれど、不安よりもわくわくが勝ってしまう。そんな気持ちで軽井沢風越学園に飛び込んだ私は、キキに似ているところがあるのかもしれません。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/book/3871/

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【4】2018年秋・冬のかぜあそびの日レポート
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1人ひとりの心の中に吹く風のままに遊ぶ。
風と風とが出会い、新たなあそびの風が生まれる。
誰かや何かにコントロールされることなく
たっぷりと風のように遊ぶ一日。

そんなイメージを描いて2017年秋にちいさく始めた「かぜあそびの日」は、2019年3月の回をもってひと区切りを迎えました。月に一度集まって、子どもも大人もたっぷり遊んだフィールドの鳥井原の森は、この4月から、2〜5歳まで27人の子どもたちが毎日通う認可外保育施設「かぜあそび」として再スタートしました。

軽井沢風越学園の幼稚園のあり方を考えるにあたり、思考より試行、子どもの姿から学ぼうとかぜあそびの日の開催を続けたこの1年半。スタッフにとっても試行錯誤と対話を重ねた時間でした。

2018年春以降、居住地区に関わらず参加を受け入れたことで人数が増えてからは、フィールドの使いかたをあらためて再認識したり、動線を見直したりと、細かい調整もし続けました。子どもとの関わりかたも、スタッフ同士の関係性も、積み重ねることで見えてくるものがあったようです。

どんな出来事があったのか、いくつかエピソードをお伝えします。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/event_report/3877/

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【5】今月のWeb かぜのーと更新情報
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・「26名でのはじまりの日」 本城慎之介
・「旅のはじまり」 井上太智
・「発明への階段」 馬野友之
・「校舎工事の様子」かぜのーと編集部

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(あとがき)
かぜのーと編集部に強力な2人が加わりました。中村詩織さんと三輪ひかりさんです。それぞれの紹介は別の機会にたっぷりするとして、共通点をひとつだけ。お二人とも自分自身から生まれてくる好奇心に忠実です。それぞれの好奇心から眺める学校づくりのプロセスをともに発信していきます。

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発行元 一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団
ホームページ https://kazakoshi.ed.jp
メールアドレス info@kazakoshi.jp
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