2022年6月21日
幼稚園は、毎週「スープの日」がある。
「スープ屋さん開店でーす!いらっしゃいませ~」ごっこ遊びのようにスープを配る。
ノリのいい子どもたちは、「すみませ~ん。スープくださーい!」とお客さんになってお椀を持ってやってくる。
友だちと共に外の空気やお日様を感じる心地よさも、スープの日の大事なスパイス。
そして、友だちと同じものを食べる楽しさや、何よりお家の人が自分のために作ってくれたお弁当があることで喜びは倍増する。
ある日、スープ屋さんの横をトボトボと歩くミノリがいた。声をかけてみる。カホとナツハと遊んでいてうまくいかなった事があったらしい。彼女の気持ちを受け止め、お昼ごはんに誘う。しばらく一人で食べていた所にカホとナツハが近くにやってきて何事もなかったように一緒に食べ始める。「さっきはごめんね。」などのやり取りがあったのかはわからない。お昼ごはんの時間が気持ちを切り替えるきっかけになったよう。
お腹が満たされていくと気持ちに余裕が生まれるのかな。
友だちとケンカしてしまった事にも、自分の思い通りにいかなかった事にも向き合ってみよう!次はこうしてみよう!と考える事ができるのかもしれない。
「スープの日」
ほんの少しだけど子どもたちの背中を押すきっかけになるといいな。