2020年3月27日
3月13日(金)天気は晴れ。暖かな日差しのもと、一年前に鳥井原の森ではじまった認可外保育施設「かぜあそび」がおわりの日を迎えました。
いつも通りの“かぜあそびの日常”として、特別な“おわりの日”として、こどもたちはどうこの一日を過ごしたのか。
かぜあそびスタッフのみぃ(佐藤)が写真に残した瞬間から、こどもたちの気持ちへと思いを寄せてみます。
この日、なかなか遊び始めなかったこどもたち。
かぜあそびの大人にそっと駆け寄っては、おしゃべりをする。そんな繰り返しから、ゆっくりと一日が始まりました。
少しずつ近づき合い、遊び始める。いつものかぜあそびの風景が広がります。
そんななか、なんとなく自然と集まる姿も多く見られました。
ハンモックに集ったこどもたちの会話に耳をすませると、
「ここ(ハンモック)なつかしくない?」
「あのミステリーバスのところたのしかったよね」
「がけのところいったでしょ。あそこ、こわかったんだ」
鳥井原の森のいろんな場所と、その時の気持ちがでてきます。
4月から小学生になる三人は、最後の冒険へ。
自分たちで道を決め、川を下り、崖を登り、行き止まりではジャンプして、新しい道を探しながら進んでいく。
大きながけを登りきり、鳥井原の森まで帰ってきた時シュンタがこう言いました。
「ここ、あこがれのがけだったんだ」と。
いってらっしゃいの会の準備は、こどもも大人も一緒にします。
「こうしたら素敵じゃない?」を、それぞれにカタチにする時間になりました。
「これから、いってらっしゃいのかいをはじめます」
こどもたちの司会でスタートした、いってらっしゃいの会。
小学生になる子どもたちへ「巣立ちの証書」、かぜあそびのみんなへ「いってらっしゃい証書」が贈られました。
「巣立ちの証書」
森のなか それぞれの思いが出会った
ないものはつくっちゃおうと提案する君
そうだ!こうすればいいんじゃない?と発明する君
いいね やってみよう!と背中をおしてくれる君
ためしながら自分の手でつかもうとしてきた
心と身体に秘めていること
心と身体で温めていること
それはきっとすてきな明日へのたね
君は仲間とともに
どんな世界をつくっていくのだろう
そのままの君でいってらっしゃい
「いってらっしゃい証書」
はるのかぜとともにあつまった かぜあそびのみんな
はる なつ あき ふゆ
とりいばらのもりで たっぷりあそんだね
わらって おこって ないて
たくさんぶつかって なかまとつながった
あなたのままで
かぜにのって あたらしいせかいに
いってらっしゃい
かぜあそび・おわりの日によせて
https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/history/archive/5279/