2020年6月5日
通常登校がはじまって今日で5日目。194人が終日過ごす初めての1週間が終わろうとしています。毎日約2万歩、校舎内外をうろうろしています(なのに一向に痩せない…)。今週印象的だったシーンをいくつか紹介します。
図工室での一コマ。年少から7年生がまざりあうスペースになっています。自分の「〜したい」ことに没頭する姿に毎日見惚れています。図工室が好き!という子、増えてきてます。
理科室では、「マッチ棒ロケット(ミニ)プロジェクト」。マッチ棒一本をロケットにして飛ばすにはどうすればよいか。簡単そうでなかなか飛ばない。昨日は京都教育大学 教育学部 村上忠幸 先生にオンラインミーティングでヒントをもらっていました。3日間の試行錯誤を経て、今日ついに飛びました。校舎中に響き渡る「よっしゃーー!」の雄叫び。ついでに煙の匂いも校舎中に。次のチャレンジは「安定的にロケットが発射されるようになるには?」です。
いつか自分たちの学びの過程や成果をこの「かぜのーと」に書いてほしいな。
算数・数学の異年齢自由進度学習も本格的にスタート。自分のペースで学ぶ人、まだまだそのペースが掴めない人、使っている教科書や教材では物足りない人などスタートの状況は本当に人それぞれ。そんな中、7年生のミサトが下級生の質問に応えているシーンに出会いました。このあと席を立って、横にひざまづいて目線を合わせて教えている姿は異年齢ならでは。
午後は、年齢別に分かれたラーニンググループでのテーマプロジェクト。7月1日のアウトプットデーをゴールに火曜日からスタートしました。今一番熱量高く動き出しているのは、ストップモーションアニメプロジェクト。
初日に、ストップモーションアニメ作家の八代健志監督に来ていただいて作品を見せていただいたり、作り方を教えてもらったりして、もうやりたいモード全開。まずは1作品目を撮影し始めています。シーンとしているラボに、カシャカシャとシャッター音が響きます。アウトプットデーにはどんな作品が見られるでしょうか。最終的にyoutubeにアップできるといいな。
ぼくが今週一番好きだったシーンは、自分のお気に入りの場所を見つけて読書したり、学んだりしている姿。
学校の中に、わたしの居心地のいい場所がある。わたしのための場所がある。それが選べるって好きだなあと思うのです。ぼくは小学生時代動き回るのが得意(一箇所にいるのが苦手)な子でした。当時のぼくがここにいたらどこにいるだろう、そんなことを思いながら、毎日あちこち移動して仕事してみたりしています。今のところのお気に入りは2階に行く階段の途中。
朝と帰り、短い時間ですが全スタッフが集まっています。この場は連絡の場ではなくコミュニケーションの場。毎回メンバーを変えて、テーマを変えておしゃべりしています。進行役も日替わり。そんな中の1枚。
何気ないことをききあうこと。短い時間ですがとても豊かな時間です。
今日、校舎の内外に流れていた熱量。いよいよ「〜したい」が動き出してきたなと感じています。子どもも大人もたくさんの試行錯誤をした大切な1週間でした。
今週もお疲れ様でした。また来週!
幸せな子ども時代を過ごせる場とは?過去の経験や仕組みにとらわれず、新しいかたちを大胆に一緒につくっていきます。起きること、一緒につくることを「そうきたか!」おもしろがり、おもしろいと思う人たちとつながっていきたいです。
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