2020年4月9日
こんにちは、岩瀬直樹です。
4月14、15日の2日間の軽井沢風越学園の「はじまりの日」(子どもとホーム担当スタッフが個別に出会う日)の準備に大忙しです。この2日間が終わると、いよいよ学園スタートです。しばらくはオンラインをツールとして「子ども自身が、学びのコントローラーを自分で操作して、わたしらしい充実した1日をつくれるようになるためにできることはなにか?」を問いにしながら、悩みつつ、でもどんどん決めてます。やってみなくちゃわからない。
義務教育学校の子たちとの日々は徐々にイメージできてきましたが、年少・年中・年長の子たちと、保護者のみなさんと、ぼくたちはどのような場を共につくればよいのか、スタッフは葛藤中です。写真は、坂巻(あいこさん)、井手(ゆっけ)、斉土(わこさん)の対話の様子。
「画面越しで、つながりって本当に感じられるのかな。本当に必要なのかな」
「それは人それぞれかもしれないね」
「オンラインティータイムではつながり感じられた!って人、結構いたんだよね」
「人とのつながりと、親子でできそうなことの提案とかならオンラインでもできそう」
「でも家庭ごとにリズムは違うよね。全員必ず集まりましょう!というのは違う気もするんだよね」
「家庭のリズム、過ごし方を尊重するのは大事だね」
「でも、一人ひとりの保護者、子どもとはていねいにつながりたいな」
「オンラインで何ができるか」と問いを立てると大事なことを見失ってしまいそう。その問いでは、つい全て画面越しでなんとかしようとしてしまいます。幼児の日常のリアルな暮らしが少しでも豊かになるにはどうすればよいか。日々の仕事の多くがオンラインになる中で、スタッフ間のコミュニケーションの難しさを実感しているからこそ、こたえのない問いに悩みと対話が続きます。
校舎をうろうろしていたら、オンラインミーティング中の石山(れいかさん)を2階の部屋で発見。
1年間、ずっと算数・数学のカリキュラムを考えてきたれいかさん。今日もそのミーティング中でした。一人ひとりがオンラインを活用しながら自分のペースでで学ぶにはどうすればいいか。算数の楽しさを感じるにはどうすればいいか。子供の学びを支えるにために何を用意すればいいか。わからなくなった時にどうサポートすればいいか。どんどん進みたい子のために何が準備できるのか。しばらくは集まって学ぶのが難しい未知の状況で、専門家の知恵を借りながらこちらも試行錯誤が続きます。
デバイスの設定も急ピッチ。山﨑(ざっきー)が、大量のchromebookの設定とマニュアル作りに「(迫りくる)締め切り感がすごい…」とつぶやきながら準備中。ICTに詳しい人がいると本当に助かる!近々、ざっきーによるプログラミングの学びの場がオンラインで開かれることでしょう(期待)。
夕方からは、本城とあれこれオンラインのサービスをお試し。
簡単に手書きで子どもとやりとりできるようにしたく、途中諦めそうになりつつ、なんとか突破の方法が見つかって見通しが立ちました。写真だけ見ると遊んでいるみたいですが、一生懸命やってたのですよ。
どうしても早番の話題ばかりになってしまう。だれか遅番の様子の記事書いてくれないかな。
ではまた明日。
幸せな子ども時代を過ごせる場とは?過去の経験や仕組みにとらわれず、新しいかたちを大胆に一緒につくっていきます。起きること、一緒につくることを「そうきたか!」おもしろがり、おもしろいと思う人たちとつながっていきたいです。
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