広報 2020年5月27日

開校に関するお知らせNo.10(2020/5/27)

2020年5月27日

軽井沢風越学園 本城慎之介です。

週4日の分散登校も折り返し地点。いままで分散登校の曜日が異なっていて、すれ違っていた人との出会いも生まれています。7年生は28日、29日に実施する「風越づくり」の打ち合わせを月曜日に行いました。僕が担当するところには「く」から2名、「こ」から2名の4人の7年生男子が集まりましたが、同じホームの人の名前は知っているけれど、違うホームの2人の名前はまだ知らない状況。自己紹介からのスタートとなりました。6月1日から、どんな毎日を積み重ねていくことになるのでしょうか。

さて、6月1日の開校に向けて以下の3つのポイントでご連絡します。

①感染予防対策
②車での送迎と駐車場の利用について
③1年生から7年生までの放課後について

長くなりますが目を通してください。なお、開校に関するお知らせは、今回のご連絡で終わりにします。今後は通常のご連絡としてtyphoon掲示板でお知らせします。

①感染予防対策

(前提)
新型コロナウイルスは、すでに世界のいたるところに広まり、その感染リスクは常に誰にでもあります。完全に防ぐことは難しいけれども、感染を防ぐための対策を続ける必要があります。今回のウイルスの特徴として、自覚症状がないまま日常生活を送り、知らずに感染を拡大してしまうことが挙げられます。そういった点から対策を取っていたとしても発症者が出る可能性は十分にあります。軽井沢風越学園では、スタッフや子どもから感染者が確認された場合には、感染拡大を防ぐために適切な対応を取り、再び新たな感染予防対策を練り、実施していきます。

(子どもたちへの啓発)
子どもたちには、6月1日、2日に新型コロナウイルスの特徴やその予防などについて説明します。その際には、一人ひとりの予防が大切なこと、ただしどんなに予防していても誰もが感染する可能性があるということ。そして、感染することはその人本人や家族のせいではないということも含めてしっかり伝えていきます。万が一感染者が確認された場合でも、その本人やご家族のケアを丁寧に行っていきます。

(感染者が確認された場合の対応)
文部科学省の方針に従い、スタッフや子どもたちの感染が確認された場合、濃厚接触者が保健所により特定されるまでの間、学校の全部または一部の臨時休業を実施します。その後、感染した子どもや、保健所の調査により濃厚接触者に該当すると判断された子どもたちについて、学校保健安全法第19条に基づく出席停止の措置を取ります。感染者や濃厚接触者がスタッフである場合は、出勤させない扱いとします。

(校内での予防対策)
感染予防対策は、文部科学省による<学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~>をベースにして実施していきます。
参照)https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html

【校舎の利用】

  • これまでは「感染が確認された場合でも、全員が出席停止とならないように、前期と後期の活動エリアを分ける」という方針で分散登校を実施してきました。今後はこの方針を「できるだけ濃厚接触となる状況を作らず、感染リスクを下げるため、同じ場所での前期と後期の活動時間が重ならないようにする」と変更します。
  • 校舎の全体を利用します。特に仕切りなどで区切りません。ただし、前期と後期で時間帯によって利用場所を分け、密にならないようにします。特に、ライブラリー、ラボ、体育館は道具・本を共有することが多い場所なので、利用前後の手洗いするよう声をかけていきます。
  • トイレは、前期、後期、スタッフで利用する箇所を分けます。
  • 換気は、気候上支障のない限り、常時可能であれば2方向の窓を同時に開けて行います。外部 c cに接する窓のないHB(ホームベース)使用時は、通路側の扉と窓を開放します。

【基本的な感染予防】

  • 手洗いの徹底
    1. まずはとにかく手洗いを徹底します。これは今回に限らず、習慣として身に着けることで、今後もインフルエンザ等の感染症の予防につなげていきます。
    2. 手洗いのタイミング …①登校時 ②トイレの後 ③他者と接触する活動前後 ④共有する道具や本を使用する前後 ⑤食事前 など細かなタイミングで石鹸での手洗いを行っていきます。
    3. 校舎内全体やライブラリーの本やラボの道具などすべてを消毒することは現実的ではありませんが、手洗いをしっかりすることで感染のリスクを下げていくようにします。
    4. また、手洗いできない状況や、多くの人が触れる物を使用する前(例:ライブラリーの検索端末)にはアルコールによる手指消毒を行います。
  • マスク
  •  

屋内での活動時は、マスクを着用します。幼児は着用し続けるのは難しい場面もあるとは思いますが、ご協力ください。なお、夏場は熱中症対策で水分補給についても留意していきます。また、保健体育等で身体を動かす場合には、距離を取りマスクを外して運動を行います。

  • お弁当
    1. なるべく距離をとって向かい合わないようにするなど工夫します。
    2. 前期と後期で食事の時間帯をずらします。
    3. 天候が許す時には、前期も後期も野外で食べるようにします。
    4. 校舎内で食べる場合は、床がフローリングのところに限り利用可能にし(ただし、ラボの教室内を除く)、カーペットの床ではお弁当を食べないようにします。
    5. 子どもたちが、なるべく短い時間でお弁当を食べ終えるように、内容の工夫をお願いいたします。おにぎりだけ、サンドイッチだけでも十分だと私たちは考えています。なお、お弁当で出るゴミはすべて持ち帰りになります。
  • 検温

急な体温上昇を把握するために、当面は前期後期ともに昼食時にも検温を行います。原則37.5度以上の発熱があった場合には、家庭に連絡をし、お迎えがあるまでは別室で待機するようにします。

  • 活動

文科省のガイドラインに沿って、近距離で行う合唱や調理実習などの活動については、感染レベルに応じて活動する時期や方法などを見極めます。

【消毒】

  • 校舎の消毒と掃除は、当面の間、スタッフが行います。
  • 消毒は、次亜塩素酸ナトリウムとアルコールを適時使い分けて行います。
  • 毎日消毒を行う場所は以下の通りです。
    1. ドアの取手、電気のスイッチ、水道の蛇口、ペーパーホルダー、トイレ、手すり、出席認証端末
    2. 食事をする机と椅子
    3. YY(幼稚園エリア)のハサミや色鉛筆などのよく手にする文具類
    4. YY室内とその前のフローリング
  • 月・水・金曜日に消毒する場所は以下の通りです。
    1. 教室、ライブラリーなどの机、椅子、ベンチ
    2. ホワイトボードやその他手に触れそうな場所

(ご家庭へのお願い)
分散登校時は、参加・不参加に関わらずtyphoonで連絡をしていただいていました。6月1日からは、欠席の場合や体調等の申し送り事項がある場合のみ、8:00までに<Typhoon 出欠連絡>からご連絡ください。
出席の場合は、自宅で検温し「健康カード」に体温等を記入して持参してください。健康カードは、5月29日に配布しますが念のため参考資料1を添付しました。
当面の間は、保護者の方の校舎内の立ち入りは、原則的にエントランスまでとさせていただきます。校舎内で一緒に活動したいこともたくさんあるのですが、しばらく様子を見させてください。ご理解をよろしくお願いします。

(出欠の取り扱いについて)

新型コロナウイルス感染症に関連する出欠については、国・県・町の方針などにもとづき、夏休みまでは下記のように取り扱う予定です。登園・登校の是非についてはご家族でよく話し合って決めてください。

  1. 子ども本人が新型コロナウイルスに感染した場合
    子ども本人が感染者の濃厚接触者に特定された場合
    同居する家族が新型コロナウイルスに感染した場合
    定められた期間を「出席停止」とします。「欠席」にはなりません。
  2. 感染は確認されていないが、下記(ア)〜(ウ)のいずれかに該当する場合
    「出席停止」とします。「欠席」にはなりません。出席を見合わせてください。
    (期間については、主治医や学校医の診断にもとづきます)  
      (ア) 37.5度以上の発熱がある場合(平熱が高い場合は事前にご相談ください)
      (イ) 味覚や臭覚にいつもと違う異常を感じる場合、強い倦怠感や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
      (ウ) 症状が軽度であっても、保護者が出席させることに不安を感じた場合
  3. 基礎疾患等があり感染症予防のため登校しない場合
     主治医や学校医にご相談のうえ「登校すべきではない」と判断された場合、
     「出席停止」とします。「欠席」にはなりません。
     ただし、オンラインで活動に参加する場合は、「出席」として扱います。
  4. 感染症予防や、感染が心配で登校しない場合
     「出席停止」とします。「欠席」にはなりません。
     ただし、オンラインで活動に参加する場合は、「出席」として扱います。

※ 登校に不安がある場合は学校医に相談することも可能です。ご希望の方は、スタッフまでご連絡ください。
※いずれの場合も、必ずスタッフにご連絡・ご相談をお願いします。

②車での送迎と駐車場の利用について

(車での送迎について)
幼稚園児は、校舎入口まで保護者の送迎をお願いしていますが、義務教育学校の子どもたちは、自力での登下校が原則です。しかし、遠距離の場合や家庭の事情がある場合は、車での送迎も認めています。少しの距離でも歩くことは、健康のためにも大切なことと考えています。軽井沢風越公園付近など広くて安全な場所で車から降りて、校舎まで歩くことなどもご検討ください。交通安全意識も、家族と一緒や自分自身で道路を歩くことで少しずつ身についていきます。校舎まで毎日車で送迎することが本当に子どもにとっていいことなのかどうか、ご家庭で相談してください。

(校内駐車場の利用について)

  • 校内駐車場は一方通行です。地図の赤い矢印のように徐行して進んでください。なお、砂利のスペースも駐車可能です。今後、駐車区画を明確にするために白線を引く予定です。
  • 送迎時は混雑が予想されます。15分以上の駐車はご遠慮ください。なお、兄弟姉妹で幼稚園と義務教育学校に在園在校している場合は、幼稚園の子どもに合わせて校内駐車場をご利用ください。
  • 長時間の駐車が必要な場合などは、校舎西側の借用駐車場をご利用ください。
  • 怪我をしている場合などは、校内駐車場をご利用ください。

③1年生から7年生までの放課後について

1年生から7年生までの放課後(下校時刻から施錠時刻までの時間を示します)の対応についてお知らせします。まずは6月1か月間の暫定的な運用です。今後、子どもたちや保護者の皆さんと一緒によりよくしていきたいと考えています。なお、幼稚園については15時以降の延長保育はありません。

(下校時刻と施錠時刻)

 月火木金
前期下校時刻15:00(バス15:47)13:30(バス13:44)
後期下校時刻15:30(バス15:47)13:30(バス13:44)
施錠時刻16:3016:30

*6月1日から、バス停までのスタッフの同行は行いません。

(放課後の校舎での過ごし方)

  • 放課後校舎に残る場合は、「健康カード」の該当欄に保護者の方のチェックをお願いします。登校した後、健康カードを子どもがホーム担当スタッフに提出し確認します。
  • 放課後、校舎に残る子どもたちはライブラリーで過ごします。校舎内のその他の部屋や施設、野外は利用しません。
  • 校舎を出て下校する時に登下校ICカードをスキャン(利用)します。
  • 16時半以降の過ごし方については、ご家庭で相談してください。

なお、軽井沢風越学園にはスタッフの子どもも在籍しています。保護者の勤務が終わるまで校舎内で待つことがありますが、施錠時刻の後は場所を限定して過ごします。

(児童館の利用について)

  • 軽井沢町内在住の子どもは、町内の児童館を利用することができます。
  • 児童館利用・学童保育(放課後子ども教室)ともに事前登録が必要です。参考資料2のご案内を確認の上、各ご家庭で手続きをお願いします。
  • 児童館・学童保育の利用にあたっては、各児童館の利用ルールにしたがってください。
 登録簿・安全管理簿学童保育(放課後子ども教室)利用の場合児童館利用の場合
6月利用予定表帰宅連絡票
東地区児童館未提出の人は、6月1日の登校時までにホームスタッフまで提出してください。6月1日の登校時までにホームスタッフに提出してください。各児童館に設置してある帰宅連絡票を、各児童館に直接提出してください。
中地区児童館
西地区児童館配布なし(6月は児童館としての運営のみ)西地区児童館に設置してある帰宅連絡票を、直接提出してください。

児童館利用・放課後子ども教室利用に関しては、各地区児童館に直接お問合せください。
東地区児童館…0267-42-3809
中地区児童館…0267-45-0990
西地区児童館…0267-45-3050

放課後の子どもの人数や様子を見ながら、子どもたちがより豊かな放課後を過ごすために我々大人に何ができるか、「だんだん風越」も含め、子どもたち・保護者の方々と一緒に考えていきたいと思っています。

以上