• HOME
  • お知らせ
  • イベント
  • 建築・教育関係者対象)学びのかたちをつくる会 Vol.1「まわる・まざる・まなぶ」を開催します/参加費の設定見直しました
イベント 2023年3月25日

建築・教育関係者対象)学びのかたちをつくる会 Vol.1「まわる・まざる・まなぶ」を開催します/参加費の設定見直しました

2023年3月25日

真っ直ぐな廊下に四角い教室が並ぶ。教室の南側には窓、正面の黒板に向かって椅子と机が並ぶ。私たち大人が育ったようなそんな校舎の当たり前から離れた空間設計・環境設計をすると、どんな子どもの学びの姿が見られるのでしょう。どう育っていくのでしょう。またその時、大人の役割はどう変化するでしょうか。
幸せな子ども時代を過ごせる学校をつくりたいと願って2020年4月に開設した軽井沢風越学園を題材に、「子どもたちの学びの姿が変容する学校建築とそこでの子どもの暮らし」について、建築に関わる人たちと保育・教育者・行政関係者がまざって考えてみたいと考え、学びのかたちをつくる会・第1回企画として以下のとおり開催いたします。

主催:学びのかたちをつくる会(代表:仙田満、環境デザイン研究所・軽井沢風越学園)

実施日:2023年5月26日(金)・27日(土)の2日間(途中参加・退出はお控えください)
場 所:軽井沢風越学園(長野県北佐久郡軽井沢町発地1278-16)
参加者:100人(大学生・大学院生など20名)
参加費:1万円(学割:5000円/当日受付にて、学生証をご提示ください)
#参加費には27日(土)のお弁当代を含みます。アレルギー等のご事情でお弁当が不要の場合は、当日弁当代500円を受付にて返金いたします。申し込み時にお知らせください。
#ご協賛金により、参加費の設定を見直しました(3/24)

対象:子どもたちの教育・保育環境の建築設計に関係する方、保育・教育関係者で空間設計・環境設計に興味のある方、学校建築等に関係する行政関係の方
申 込:peatixページからお申し込みください >> https://peatix.com/event/3516861/view
持ち物:申込者にご連絡します

ゲスト(五十音順):
赤木 和重氏(神戸大学大学院) 
飯田 善彦氏(Archiship Studio)
伊東 啓太郎氏(九州工業大学)
大豆生田 啓友氏(玉川大学)
仙田 満氏(環境デザイン研究所)
仲 綾子氏(東洋大学)
長澤 悟氏(教育環境研究所)
三輪 律江氏(横浜市立大学)
渡辺 貴裕氏(東京学芸大学大学院)
他、軽井沢風越学園スタッフ
ファシリテーター:青木 将幸氏(5月26日)・古瀬 正也氏(5月27日)

内容:
Day1:5月26日(金)
9時〜12時  「まわる」:軽井沢風越学園をぐるぐるまわる
13時半〜15時 「まざる」:軽井沢風越学園の子どもに聞く学校のこと、学びのこと、遊びのこと
15時半〜17時半「まなぶ」:みんなでつくるミーティング

#希望者は、学校宿泊可能です(野外も含めてOK。夕食・朝食なし、キッチンあり。風呂なし、シャワーのみ)

Day2:5月27日(土)
9時半〜10時 インストラクション
10時〜12時 建築と学びの関係性を考える分科会

1)岡部哲x長澤悟x渡辺貴裕(進行 岩瀬直樹)「子どもが自由になる環境の設定と大人の関わりとは?」
子どもが自由に学ぶために、大人はどんな環境を整え、関わるとよいでしょうか。図工室の紹介も交えて、みなさんと一緒に考えます。

2)赤木和重x澤田英輔x仙田満 (進行 古瀬正也)「遊環構造のある教育空間に込められた願いと大人に必要なかまえとは?」
風越学園の校舎の力を活かして子どもの育ちを支えるために、教員はどんなOSのアップデートが必要なのか。
設計の背景・子どものエピソードを交えながら、考えます。

3)飯田善彦x宇佐美洋平x本城慎之介「設計図ボツ案を通して見えてくる教育のかたちーいかなるプロセスを経て風越学園ができたかー」
今の校舎のコンセプトにたどり着くまでに30以上の不採用になった設計図があります。
そのプロセスを解剖しながら、教育環境に込めた背景に迫ります。

4)伊東啓太郎x井上太智x遠藤綾「いのちを真ん中につながる、遊ぶ、野外環境をつくる」
人間以外のいのちとつながりやすい野外環境のなかで、子どもたちにどんなことが起きているのでしょうか。
幼稚園・学校の中にいのちがあることの意味や、どんなふうに環境をつくっていくかについて、一緒に考えてみたいです。

13時半〜15時 全体会「学校がマチやモリになるには?」(詳細は随時更新します)

発起人代表・仙田満(環境デザイン研究所)からのメッセージ

現在、我が国の子どもたちは国際的に比較しても孤独感に悩まされ、不登校も約24万人、自殺率も高いと指摘されています。またその選択をするのは4月10日、9月1日が多いと統計で示されています。学校に行けない、行きたくない子がいて、死に追い込まれています。いじめや学業が直接的な原因だとも言われていますが、学校空間が楽しく、わくわくするものならば避けられることかもしれません。建築家の責任は重いと考えています。
規律訓練型の学校は約200年前、イギリスで発明されたと言われています。学校は兵舎や監獄に似ている空間ともされています。あらためて、子どもたちの学びの空間を考え直しませんか。子どもたちだけでなく、学校の教師の皆さんが「学校で教えるのが楽しくて仕方がない」という学校をつくりませんか。
そういう学校をつくるためには何を変えればよいのか、何を守らねばならないかをみんなで考えませんか。そういう活動を広げ、日本のこどもたちの学びのかたちに変化を生みたいと考えています。
ぜひ一緒に考えましょう。議論し、子どもたちのために、教師のために、楽しく学べ、楽しく教えることができる学校をたくさん実現しましょう。

運営委員長・本城慎之介(軽井沢風越学園 理事長)からのメッセージ

正方形と長方形をいくつもつなぎ合わせ、重ね合わせると、学校ができあがる。教室、廊下、机、棚、教科書、時間割、年間行事、整列する子ども、その先頭に立つ大人。それらの当たり前を一度見直して全部やめてみる。規律的に分かれていた色んなものをざくっと混ぜてみる。それでも子どもたちはなんとかするものです。これまでの「学校」に慣れた大人の身体のほうが適応するのに時間がかかります。風越学園に答えがあるわけではありません。それぞれが考えたいことを深める素材として風越学園の日常を観てください。参加者のみなさんの新鮮な視点から一緒に学びましょう。

協賛:
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
北野建設株式会社
KILC(キルク)株式会社
株式会社ミツルヤ製作所
株式会社岡部
キハラ株式会社

後援:
日本環境教育学会
日本建築士事務所協会連合会
日本建築家協会
日本子ども社会学会
子ども保育学会
日本建築士会連合会(予定)

その他備考:
(領収書の発行について)
領収書の発行はpeatixページからお願いします。宛名の編集も可能です。

(風越学園までのアクセスについて)
・お車(自家用車・タクシー含む)で来校の方は、近隣の風越公園第3駐車場(グラウンド東側)の利用が可能です。校舎敷地内の駐車場は、在籍園児の送迎で混み合いますので、妊娠中やお身体が不自由な方以外はご利用をお控えください。

(服装について)
スタッフは普段からカジュアルな服装でおります。また上履きを持参してください。

(撮影について)
研究目的での写真・動画撮影ともに可能ですが、子ども・スタッフの名前や顔が映らないようにしてください。撮影した写真・動画はSNSやメディア等への掲載や営利目的での使用を禁止します。

(情報管理について)
当日知り得た情報は、研究目的以外での使用を禁止します。SNSやメディア等への公表もご遠慮ください。個人情報など秘匿性の高い情報については、軽井沢風越学園の許可なく第三者に口外することを禁止します。

(キャンセルについて)
参加者都合によるキャンセルは、マイページからキャンセル手続きを行ってください。
実施日の1週間前を過ぎてからのキャンセルは、100%のキャンセル料が発生します。
キャンセル手続きが全て完了した日がチケットを購入した日から50日以上経過している場合は、軽井沢風越学園へのキャンセル料とは別に、チケット購入サイトの運営会社(Peatix Japan株式会社)に対し返金手数料としてキャンセル1件につき340円の手数料が発生します。キャンセル手続きおよび手数料についての詳細は、こちらをご確認ください。

(その他)
お申込み時に登録いただく個人情報は、本イベント以外の目的では使用されません。イベント実施終了後、速やかに破棄します。参加者ご自身に起因した事故やトラブル等について、軽井沢風越学園は一切の責任を負いません。