2024年10月29日
こんにちは、軽井沢風越学園です。木々の葉っぱが彩づきはじめました。
今週は、1年生から9年生まで「わたしプレゼン」(自分プレゼンから名称変更・保護者を交えたいわゆる三者面談)をおこなっています。
子どもたちには、この半年の「わたし」の学びをふりかえり価値づけし、「わたし」の言葉で語ってみようと伝えています。
風越学園での学びをどんなふうに記録し評価するか、今年の7月に公開した関連記事「記録と評価をぐるっと描くと」もよかったらご覧ください。
>> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/34462/
かぜのーと 第90号(2024年10月28日発行)
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【1】『私は「今こんな感じ」』清水 春美
【2】『ここにある日々が、わたしをつくってゆく。』末永 真琳
【3】『寄付者向けイベント「焚き火のつどい」レポート【1】』外崎 恵子
【4】 11/8(金)申込受付開始・12/6(金)〆切/実践ラボ
「教科横断的なプロジェクト学習の魅力と起こし方」参加者募集
【5】「親子で森あそび」11/25(月)申し込み開始
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【1】# ただここにいる
『私は「今こんな感じ」』清水 春美
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夏休みのうち、8日間をほっちのロッヂで過ごしてみた。
「学校」と「学校医」という枠を超えて、これまでもいろいろな場面で連携しながらきたけれど、今回の時間を通して、「連携」というよりも「つながれた」感じがしている。
ほっちのロッヂ(以下、ロッヂ)で時間を過ごしてみて、今までも感じてはいたけれど、言葉にならなかったものが、ふつふつと言葉として立ち現れてきている感覚がある。
2022年に書いたかぜノートのタイトルは『「今こんな感じ」のやりとりがしたい』だった。
子どもたちと日々「今こんな感じ」とやりとりを重ねているけれど、今回は私自身の「今こんな感じ」を言葉にできたような気がしている。
開校から5年目になった今だから思えることもあると感じていて、たとえそれがもやもやするものであっても、感じていることを持ちながらこれからを過ごしていきたいなと思っている。
◎開こうとしているはずなのに、閉じている感じがすること。
風越も、ロッヂも、いろんな方向に開いて、活動や場を作ろうとしていると感じている。
だけど、同じように「開こう」としているのに、それぞれ全く違う動きに見えるのは、分野が違うから、というだけでは片付けられない、何かがあるような気がしていた。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/34865/
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【2】# スタッフインタビュー
『ここにある日々が、わたしをつくってゆく。』末永 真琳
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私、生まれが長野の上田で、山が聴いてくれていると本気で思って山に向かって歌を歌うような子だったんです。山や川、田んぼ、畑の中で育つような暮らしをしていたこともあって、虫や花と会話したり、ただ雲の動きを見ているとかそういうのが好きで、ずーっと自然と一緒に遊んでいました。
風越学園の前は、東京の公立幼稚園で4年働いていたんですけど、自分が表現したいことはもっとたくさんあるという感覚が強くなってきて、退職することを決めました。そこから1年間、子どもの頃やっていたように、声を持たないものの声を表現したり、目には見えないものを絵で描いたりするようなことをやっていきたいと思って、歌とダンスと絵を描く活動をしていました。
その中で、「自然や森との暮らし」「表現・アート」「子ども」というものを軸にしたいと思うようになって長野に戻ってくることにして、少しずつやりたいことを形にしていくための準備をしてたんですけど、何から手をつけたらいいかわからなくて結構打ちひしがれてしまって。 そんな中、夫がたまたまネットで風越学園を見つけたんですよね。そこで初めて私も風越の存在を知って、ホームページの一番上に書いてある『遊ぶ 学ぶ「 」になる』の『「 」になる』という言葉を見た時に、あ、これだって。というのも、今まで描いてきた私の絵が全部そこに当てはまるような気がして、ここだったら正解っていうものはきっとないだろうし、変わり続けてく自分っていうものも、毎日の子どもたちの暮らしの揺れみたいなものも、どの瞬間もそこに当てはめていいんだろうなって思えたんです。
うまく形にはできなかったけれど、長野に戻ってきてやりたいと自分の中で描いてたものとも重なって、そこから自分一人で形にしていくということより、誰かとそれが一緒につくれるのかもしれないということにものすごいワクワクして、そこから風越に参画させてもらうことになりました。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/staff_interview/34898/
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【3】# ステークホルダー
『寄付者向けイベント「焚き火のつどい」レポート【1】』外崎 恵子
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2024年10月4日に開催された風越学園の寄付者向けイベント「焚き火のつどい」の様子をご紹介します。このイベントは、寄付という形で学園を応援してくださっている方々へ、風越の現在地を味わっていただくために企画されました。
前半は、本城(以降、しんさん)からのオリエンテーションのお話を中心に。後半では、児童生徒との交流の様子や学園の事業やプロジェクト紹介をした時の様子をお伝えしていきます。
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朝から校舎エントランス前のファイヤーピットに火をつけて、木の長椅子を拭いたり、お昼にかまどでごはんを炊くために薪割りをしながら、お出迎えの準備をする。
焚き火を囲んでおしゃべりしつつ、しんさんの『ぼくはぼくのえをかくよ』(作・絵 荒井良二)の絵本の読み聞かせからスタート。
読み終えた後、この絵本から受け取った風越づくりへの思いを語るところから、オリエンテーションがはじまりました。ここからは、当日のオリエンテーションでしんさんが語った内容をできるだけそのままお伝えしていきます。
(以下、本城)オギャーとこの世に生まれてから人は何歳になっても「ぼくはぼくのえをかくよ」と思いながら生きているんじゃないかと思っています。でも、子どもが「ぼくはぼくのえをかくよ」と思って、せっかくクレヨンを手にして「ぼくのえ」を描いているのに、大人や学校という場が「iPadで描いた方がいいんじゃないか」とか、「最近は赤よりも緑が流行っているよ」とか、「そろそろ中学生なんだから、油絵もやってみようか」などと声をかけたり手を出したりしてしまうことって、ありますよね。その人の「ぼくはぼくのえをかくよ」という気持ちを押しのけて、大人の思いや願いを押し付けてしまっている。悪気は決してないんですけどね。
続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/34931/
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【4】# お知らせ
11/8(金)申込受付開始・12/6(金)〆切/実践ラボ
「教科横断的なプロジェクト学習の魅力と起こし方」参加者募集
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軽井沢風越ラーニングセンターでは、「教科横断的なプロジェクト学習の魅力と起こし方」というテーマで実践ラボを開催します。
日程は、12月12日(木)アウトプットデイ参観・2025年1月24日(金)に実施します。講師は、当校の山﨑恭平(義務教育学校:56年生)です。
お申し込み受付は11/8(金)からです。詳細は、実践ラボのページをご覧ください。
>> https://kazakoshi.ed.jp/news/klc/34944/
なお、10/31(木)〆切の実践ラボ「”一人ひとりの子どもごとに教材研究する”ってどういうこと?」も若干名の空席あります。よければご参加ください。
>> https://kazakoshi.ed.jp/news/klc/34824/
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【5】# お知らせ
2024/11/25(月)〜「親子で森あそび」申し込み開始
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12月から来年1月にかけて、2歳児親子を対象とした3日間通い型の森遊びの日をひらきます。
未就園児の子どもたちにも少しずつ風越学園をひらいていくための第一歩として企画しました。
冬に向かって、生き物たちの気配が少しずつ穏やかになって森の中を、親も子も共に、はじめての出会いを楽しみ、探険したり、丸太に座って一息ついたり。じっくりたっぷり森の中で過ごす3日間。どうぞご参加ください。
対象者:
・2歳児(2021年4月2日〜2022年4月1日生)の子どもと保護者8組
・3日間すべて親子で参加できる方
※1日屋外で過ごします。
※スノーウェアなど防寒具が必要です。
※お弁当については、持参でも食べずに帰るでも大丈夫です。
※兄弟児の参加はご遠慮ください。
詳細はお知らせページをご確認ください。
>> https://kazakoshi.ed.jp/news/event/34939/
(あとがき)
寒くなり冬が迫ってくると、今年度も後半戦だなと少しの焦りを感じます。
ふとした瞬間に感じる子どもたちの育ちをスタッフや保護者と、あるいは子ども本人と共有して喜びあいながら、残り半年弱も過ごしていきたいです。
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発行元 学校法人軽井沢風越学園
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