2024年度 入園・入学者へのご案内

風越づくりの冒険へ、ようこそ。

本来は、「おめでとうございます」と書くものなのでしょうが、このお手紙のタイトルの通り、「風越づくりの冒険へ、ようこそ！」という気持ちです。

面接では、画面越しではありますが、お一人お一人と出会うことができ、これから一緒に風越づくりをするんだなあ、と嬉しい気持ちと頼もしい気持ちをこっそり味わっていました。

軽井沢風越学園、学園説明会等でもお話してきましたが、うまくいっていることもあれば、その何倍もうまくいっていないことがあります。開校して４年目に入りましたが、まだまだ試行錯誤の真っ只中です。でも今までにない新しいものをつくろうとしているのですから、そういうものだよなとも思っています。

常に「本当にこれでいいのかな」と前提を問い直し、変態し続けること。そのための手間を惜しまないこと。なにより学ぶことや変わることをおもしろがっていること。不安定さの上で共に軽やかに踊る、ぐらいの心持ちでいること。一人ひとりの力と成長を信じて、その子が自由になっていくためのかかわりをぼくら大人が模索し続けること。

なにより、子どもこそがつくり手であることを信じきること。

ことばにするのは簡単ですが、実践し続けるのは本当に難しいです。子どもを真ん中に置いて、一緒に喜び、一緒に悩み、一緒に試行錯誤していきましょう。

風越づくりの冒険のはじまりです。お待ちしています！

（校長　岩瀬 直樹）

このお手紙をうけとられたいま、どんなお気持ちでしょうか。移住を伴う入園のみなさんは、これからきっと忙しくなりますね。どうぞ身体に気をつけて、忙しい日々を乗り越えられますように。

はじめての登園日のことを想像してみましょう。親子共々、緊張の1日。我が子は、離れられるだろうか。軽い足取りで離れていく子もいれば、大粒の涙になる子もいます。4月はまだ寒く、軽井沢の平均気温は7度。親も子も寒いと少しだけ、心がちいさくなってしまいそうです。

私たちスタッフは、朝の受け入れの際には大抵、子どもたちの目線に立って「行ってきます」と保護者の皆さんに声をかけます。「お預かりします」でも「行ってらっしゃい」でもありません。ここは、子どもたちにとって、出かけるところであり、冒険が待っているところだからです。保護者の皆さんは、そんな冒険の旅に出ていく我が子をどんと構えて送り出せるように、これからしばらくは「冒険の旅支度を整える」そんな心づもりを少しだけ意識しながら過ごしていただけたら嬉しいです。

風越学園での12年間の出発点となる幼稚園での生活がはじまります。幼児期という心も身体も大きく変容する時代を、みなさんと過ごせることをとても嬉しく思います。子どもが自ら何かを表現することによって、自分自身に出会い、自分自身を育てていく。そんな発光するような美しい瞬間を共に喜びあえる日が待ち遠しいです。

ふきのとうの香りのする、春の森でお待ちしています！

幼稚園に入園する子どもたちへ

きのう、かざこしがくえんのおにわのかわに、きらきらしたこおりがはりました。ようちえんのみんなは、こおりをわって、あつめて、こおりやさんをしています。みみずもかえるも、みんなどこかへいってしまって、すこしさみしいけど、もうすぐゆきでたっぷりあそべるふゆがやってきます。

ゆきがすこしずつとけて、「ふきのとう」っていう、いいにおいのするおはなが、もりのあちこちから、かおをだしはじめたら、はるがやってきたしるしです。

とりのこえでいっぱいになったはるのもりで、たのしみにまってるよ！

（園長　遠藤綾）

案内一覧

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（2023/11/17 案内分）