広報 2020年5月8日

開校に関するお知らせNo.08(2020/05/08)

2020年5月8日

軽井沢風越学園 本城慎之介です。

軽井沢風越学園は6月1日の開校を目指します。

それにともない、まずは幼稚園・義務教育学校ともに5月11日から週2日ずつ3時間の分散登校を実施します。私たちの現状認識や方針、予定と今後の対策をお知らせします。

 

(現状認識と見通し)

この状況は長期化し、少なくとも1年間は何かしらの制限・制約のある状況が続くだろうという認識に立っています。また、将来的にこの地域で感染拡大する可能性も十分あると危機感を持っています。しかし、子どもたちの幸せを軸にして考えた時に、いつまでも臨時休業を継続するという選択肢は現実的ではありません。文部科学省の”学校における新型コロナウイルス感染症の対策に関する懇談会”から5月1日付けで出された「新型コロナウイルス感染症対策の現状を踏まえた学校教育活動に関する提言」 には以下のように明記されています。

このような状況を踏まえると、現在のように、学校における感染リスクをゼロにするという前提に立つ限り、学校に子供が通うことは困難であり、このような状態が長期間続けば、子供の学びの保障や心身の健康などに関して深刻な問題が生じることとなる。この感染症については持続的な対策が必要であることを踏まえれば、社会全体が、長期間にわたりこの新たなウイルスとともに生きていかなければならないという認識に立ち、その上で、子供の健やかな学びを保障するということとの両立を図るため、学校における感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減しつつ段階的に実施可能な教育活動を開始し、その評価をしながら再開に向けての取組を進めていくという考えが重要である。

軽井沢風越学園として、国・県・町の方針を踏まえ、専門家の情報や見解を十分に参考にしつつ、6月1日の開校に向けて積極的に動き出します。

 

(方針)

  1. 確実性の高い情報を参考にし、正しく怖がり、子どもたちの日常を重視する。
  2. 感染拡大の危険性はいつも身近にあると考え、再度臨時休業になる可能性も念頭に置き、いくつかのプランを常に持つ。
  3. 校舎の利用や校舎内での活動は「清潔にする、密集を避ける、換気する」を常に意識して徹底する。

(今後の予定)

6月1日の開校を目指し、次のように進めていきます。ただし、軽井沢町や近隣自治体の感染状況によっては、変更になる場合があります。

5月11日~5月22日 週2回3時間の分散登校の実施

5月25日~5月29日 先の2週間をふまえた分散登校の実施

6月1日 開校(但し、週5日登校という形態ではない可能性もあります)

 

(5月11日~5月22日の予定)

活動の内容や時間、持ち物などの詳細については、ホーム担当スタッフからtyphoonのチャンネルにてお知らせします。

臨時休業中の分散登校は、「登校してもよい日」であって「登校すべき日」ではありません。当然、出席にも欠席にもなりません。ご家庭ごとの事情などもあるかと思いますので、ご家庭でお子さん含めてご相談ください。分散登校中もオンラインでの活動は継続します。分散登校の参加を見送るご家庭は、typhoonでホーム担当スタッフまでご連絡ください。

5月25日以降の予定は18日の週の後半にお伝えします。

(感染拡大の予防対策)

感染拡大の予防のために「清潔にする、密集を避ける、換気する」に重点を置き、以下の対策を実施します。状況の変化に応じて対策を実施したり方法を変更するなど見直しを行っていきます。

  1. 清潔にする
      • 石鹸を使った手洗いとアルコールによる手指消毒を登校時、教室に入る前、接触があった場合等に積極的に行います。
      • 校舎にいる時には、途中で一度検温し記録します。
    • 物・空間
      • 午前と午後の活動終了後、使用した場所、家具、物の消毒と清掃をスタッフが毎日行います。
  2. 密集を避ける
      • 登校日を週2日×3時間に限定します。状況に応じて緩和したりさらに限定します。
      • 子どもたちは校舎内で昼食をとりません。
      • 前期と後期を午前と午後に分け、さらに曜日毎に登校するホームを限定します。
      • スタッフの感染リスクを下げるために、前期と後期のスタッフの勤務時間と空間を分けます。また施設管理・運営等のために常時校舎にいるスタッフは業務を行う空間を区切り、極力子どもたちに関わりません。
    • 物・空間
      • 利用する校舎内の空間は前期と後期で分けます。校舎内を家具などで区切り、行き来を制限します。
      • 使用する教室は、2階のルームを2部屋をつなげて使ったり、オープンスペースを使うなど、子どもたち同士が一定の距離を保てる広さの場所を使います。
      • 机と椅子の数を必要最小限にしぼり、使用しないものは倉庫等で管理します。
  3. 換気する
    • 空間
      • 窓やドアを開放し、常時校舎内の換気を行います。
      • 使用する教室は2方向に開口部があるか開放されていて十分に換気ができる箇所を使用します。
    • 活動内容 
      • 前期は荒天時以外は野外を中心に活動します。
      • 後期は校舎内での活動が多くなりますが、子どもたちと共に活動時に気を付けるべきことを話し合い、確認します。

 

(ご家庭への連絡とお願い)

  1. 健康面について
    • 子ども本人とご家族の検温と体調管理をお願いします。
    • 分散登校する日の子どもの朝の体温と健康状態は、typhoonの出欠連絡から登校前までに連絡してください。
    • 学校で体調が悪くなった場合は、typhoonに登録されている緊急連絡先にお電話します。連絡がとれるようにしておいてください。
    • 1年生以上は必ずマスクを持参し着用してください。幼児もできる限りマスクの着用にご協力ください。
  2. 校舎での活動について
    • 校舎内は常時換気しているので寒い日もあります。暖かい服装で登校してください。
    • 前期(幼稚園~2年生)は、野外での活動が中心となります。服装などについては各ホームから連絡があります。
  3. 送迎について
    • 保護者の方が校舎まで送迎する場合ははじまりの日に配布した「保護者用ネームストラップ」をご着用ください。
    • 分散登校期間中、前期の子どもの車での送迎は、校舎駐車場をお使いください。
    • 後期の子どもの車での送迎は、敷地外の送迎用駐車場をお使いください。なお、混雑する可能性もありますのでマナーや安全に気をつけてください。
  4. その他

 

これまでも保護者の皆さんと共に子どもたちの日常を守るために「つくる」を積み重ねてこれました。保護者の皆さんのご協力、力強く感じています。本当にありがとうございます。6月1日の開校に向けて、引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

以上