イベント 2026年2月12日

ぼくたちは地球人だ ー自然と共に生きあそぶなかで育まれるものとはー

2026年2月12日

軽井沢風越学園では、3歳から15歳までの子どもたちが豊かな森に囲まれた環境の中で育っています。

森の中で暮らし、遊んでいる幼稚園の子どもたち、ブッシュクラフトや登山などのアドベンチャープログラム、学校の森と校舎をつなぐ、循環する環境をつくる暮らしづくりプロジェクトなど、自然と共に生きあそぶことを大切にしてきました。幼稚園から中学生までの子どもたちがつくりだしてきた、ここまでの道のりを発表すると共に、自然の中で子どもたちに育まれているものを考えるフォーラムを開催します。

基調講演に、テクノロジー、人間と自然存在の関係性を研究するドミニク・チェン氏をお招きし、「人間と惑星のつながり」という視座から、これからの時代に向けた展望をお話しいただきます。また、2022年から風越学園の庭や森をフィールドにした環境づくりに参画いただいているパーマカルチャーデザイナーの四井真治氏に「いのちの仕組みの延長線上にある暮らしと教育」と題してご講演いただきます。

子どもたちの声を手がかりにしながら、人が人らしく生きていくために、どのようなことを大切にしていけばよいのかを皆さんと共に考えたいと思います。


◯開催概要

日時:2026年3月29日(日)9:30〜15:30(受付開始 9:00〜)

会場:軽井沢風越学園(長野県北佐久郡軽井沢町発地1278-16)

定員:60名

参加費(税別):大人 4000円(田んぼごはんとスープ付き)

子ども(5年生以上)1000円(田んぼごはんとスープ付き)

備考:提供する食事についてはアレルギーへの考慮はできません。使用する食材は事前にメールでお送りしますので、各自ご判断ください。また、問い合わせは、メールアドレス klc@kazakoshi.jp 宛にお送りください。Peatixのメッセージは原則対応いたしません。

参加申し込み: Peatixページからお願いします >> https://peatix.com/event/4849741/view

主催:軽井沢風越学園

協力:ソイルデザイン、ほっちのロッヂ

◯Timetable

(全体進行:古瀬正也氏 )

9:00〜9:30     開場・受付開始

9:30〜10:15   オープニングセッションー森に出会う

ふきのとうが芽吹き始めた森の中で春を感じながら散策したり、焚き木を集めて火起こししたり、馬と散歩したり。心と身体を通してこの場を感じるセッションからスタートします。

10:25〜10:40 全体セッション

校舎の中に移動して、今日1日の流れの紹介と分科会のご案内を行います。

10:45〜11:55 分科会 (当日に参加する分科会を選んでいただきます)

子どもの声を聴く、子どもの姿から感じる
ー幼稚園・アドベンチャー・暮らしづくりプロジェクトの実践から

▶︎分科会1「幼稚園」

風越学園で育まれる13年の育ちの中で、幼児期は「わたし」の世界がふくらんでいく大切な時期です。わたしたちは日常生活を自然の中におき、ほとんど全ての活動を野外で行っています。幼児期には全身の感覚を通して世界を経験し理解していくため、まず身体に豊かな刺激をたっぷり受けることができる環境が必要と考えているからです。多種多様なものに溢れている森の中で子どもたちに育まれているものってなんだろう?そんなことを皆さんと共に考えたいです。



▶︎分科会2 「アドベンチャープログラム」

風越学園のアドベンチャーカリキュラムは、幼児期から続く自然の中での体験を、12年間のグラデーションの中で、よりリスキーに、よりチャレンジングにしたプログラムを行っています。子どもが本来もつ逞しさやしなやかさを自然の中でナチュラルに発揮できる場です。「自然」をどうやって教育に利用しようかとか、効果があるとか、力がつくとか、そんなことではなく、まずは子どもの目線で「自然」やその環境を捉えて考えていきたいですね。

▶︎分科会3 「暮らしづくりプロジェクト」(担当:在校生の子どもたちとスタッフ)

馬を飼いたい。畑で野菜を育てたい。竈門でおいしいものを作りたい。マイプロジェクトで生まれた暮らしづくりプロジェクトは一人ひとりの想いを持ち寄ってスタートしました。馬小屋、堆肥小屋、竈門、移動式シンクなど、様々なものを自分たちの手でつくり、人と繋がり、それを非日常ではなく日常にしていこうとする子どもたちは循環する暮らしのつくり手です。プロジェクトの中でどんなことを考えたのか、感じたのか。ぜひ子どもたちの声をお聞きください。



12:00〜13:00:ランチタイム

子どもたちが日干しレンガでつくったかまどで炊いたごはんと野菜たっぷりのスープを共に味わいましょう。

12:20〜12:50 ランチタイムセッション「わたしがつくる わたしをつくる

島崎晃太朗さん(2024年度・第二期卒業生)
西村悠呂さん(在校生)

13:00〜14:00:講演「人間と惑星のつながりを再想像する

ドミニク・チェン氏

14:00〜14:30:講演「いのちの仕組みの延長線上にある暮らしと教育」

四井真治氏

14:30〜15:30
パネルディスカッション:「自然と共に生き遊ぶなかで育まれるものとは」

ドミニク・チェン氏、四井真治氏、本城慎之介氏(軽井沢風越学園理事長)
進行役:藤岡聡子氏(ほっちのロッヂ)

 


◯ゲストプロフィール

ドミニク・チェン氏

1981年生まれ。フランス国籍、日仏英のトリリンガル。博士(学際情報学)。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、2022年8月現在は早稲田大学文化構想学部教授。人と微生物が会話できるぬか床発酵ロボット『Nukabot』の研究開発、不特定多数の遺言の執筆プロセスを集めたインスタレーション『Last Words/TypeTrace』の制作を行いながら、テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している。

https://researchmap.jp/dominiquechen

四井真治氏

信州大学農学部森林科学科にて農学研究科修士課程修了後、緑化会社にて営業・研究職に従事。その後長野での農業経営、有機肥料会社勤務を経て2001年に独立。土壌管理コンサルタント、パーマカルチャーデザインを主業務としたソイルデザインを立ち上げ、愛知万博のガーデンのデザインや長崎県五島列島の限界集落再生プロジェクト等に携わる。2007年に山梨県北杜市へ移住。八ヶ岳南麓の雑木林にあった一軒家を開墾・増改築し、“人が暮らすことでその場の自然環境・生態系がより豊かになる”パーマカルチャーデザインを自ら実践。日本文化の継承を取り入れた暮らしの仕組みを提案するパーマカルチャーデザイナーとして、国内外で活動。著書に『地球再生型生活記』など。

https://soildesign.jp/

本城慎之介(学校法人軽井沢風越学園理事長)

1972年北海道生まれ。学校法人軽井沢風越学園理事長。慶應義塾大学大学院在学中の1997年に三木谷浩史さんとともに楽天を創業、取締役副社長を務める。2002年、自分との約束として30歳で退任。その後、教育分野での挑戦を続け、2020年4月、幼小中混在校の軽井沢風越学園を開校。

パネルディスカッション 進行役:藤岡聡子氏

徳島生まれ三重育ち。夜間定時制高校出身。「老人ホームに老人しかいないって変だ」を問い24歳で有料老人ホーム創業後、「長崎二丁目家庭科室」を経て、医師の紅谷と共に「診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ」共同代表。「第10 回アジア太平洋地域・高齢者ケアイノベーションアワード2022」Social Engagement program部門日本初グランプリ受賞。2025年フィガロジャポンBusiness with Attitude Award受賞者。共著に『社会的処方』他。主な掲載先にAERA「現代の肖像」など。

全体進行役:古瀬正也氏

1988年生まれ、埼玉育ち。長野県在住のワークショップデザイナー、ファシリテーター、対話の探究者。立教大学大学院在学中の2012年に「古瀬ワークショップデザイン事務所」を設立。2020年から「対話に生きる」を軸に活動中。CULTIBASEで「対話観を巡る旅」を連載。軽井沢風越学園には開校前の2017年から、時折ワークショップ企画に参画。