2019年1月20日
スタッフの奥野千夏です。先月と今月のかぜのーとで紹介したこらぼジャーナルを読んでいただけたでしょうか?そこで紹介されている「ゆりなの算数探究」が、今回のイベントのきっかけです。
「ゆりなの算数探究(前編)」
「ゆりなの算数探究(後編)」
ゆりなちゃんの探究の発端は、ネフ社の「セラ」という積み木です。この探究の様子をネフ社の積み木デザイナーである積み木おじさんこと相沢康夫さんに話したら、すごく喜びそうだなと思いました。積み木のデザインやおもちゃづくりのプロセスも、ゆりなちゃんの探究と同じようなことをしてるんじゃないだろうかと私の興味もむくむく湧いてきました。ゆりなちゃんや他の子どもたちにも積み木おじさんに会ってほしい、そして、積み木おじさんのショーを見ることで、積み木だけじゃなく、図形やデザイン、つくることへの探究のきっかけになるといいなと思っています。
私が相沢康夫さんに初めて会ったのも積み木ショーでした。保育士の同僚から「今度こういうイベントがあるんだけど、きっと好きだと思って。」と誘われたのです。当時の私は保育士になって2年くらい。ネフ社の積み木の存在さえ知りませんでした。「積み木って子どもが自分で自由に遊ぶものでしょ、大人が積み木でショーするってどういうこと?」とかなり訝しげに、でもまずは見てみようという心持ちで行ったことをよく覚えています。相沢さんとの出会いのおかげで、すっかり積み木やおもちゃに魅了されてしまった私は、その数年後に相沢さんが勤めていた静岡にあるおもちゃ屋さん(子どもの本とおもちゃ 百町森)へ転職までしてしまいます。
これまでも、いつもおもしろい人との出会いが私の世界を広げてくれ、人生をより豊かにしてくれています。今回のイベントが同じように誰かのそのきっかけになればうれしいです。
日時 | 2019年2月3日(日)13時半〜15時半(開場13時) |
場所 | 軽井沢町中央公民館 講義室(しなの鉄道中軽井沢駅から徒歩約11分) |
対象 | どなたでもご参加いただけます |
参加費 | 無料 |
プログラム | 13:30~14:30 相沢康夫さんによる積み木ショー |
14:30~14:40 休憩 | |
14:40~15:30 おもちゃづくりとデザインのはなし |
相沢康夫さんプロフィール:
1955年静岡生まれ。おもちゃデザイナー、漫画家、積み木パフォーマーなど様々な顔をもつ。自称「遊びとおもちゃの弁護士」。始まりはネフNaef。20歳代にエリプソと出会い、30歳代にキュービックスと出会い、ネフの積み木が好きで好きでたまらず、夜毎遊ぶという、重い「ネフ病」患者になる。好きが高じて、ある日気が付くと「おもちゃの作り手」に。ネフ社創設者クルト・ネフ氏と出会い、ネフ社の積み木デザイナーとしてのデビューを果たす。作品数はスイス・ネフ、ドイツ・ジーナ社など全部で14点。遊び、保育に関する講演や研修を頼まれて、全国各地を飛び回っている。主な著作『好きッ!絵本とおもちゃの日々』正続(エイデル研究所)、『おもちゃの王様』(PHP研究所)、『ひらめきスイッチ』(マイルスタッフ)