2018年1月19日
こんにちは、軽井沢風越学園設立準備財団です。
年が明けてすぐに、現時点でのメンバーで集まって軽井沢で1泊2日の合宿をしました。まずはお互いじっくりと知り合うことを大事に、互いにインタビューしあったり、情景を読みあったり、一緒にご飯をつくったり、教育関連の海外のドキュメンタリー映画を見たりしました。同じものを見たり、食べたりしながら、ともに時間を過ごすことの積み重ねを、まずはメンバー同士で丁寧にやっていきます。
かぜのーと 第9号(2018年1月19日発行)
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】エッセイ「2017年をふりかえって」
【2】設立スタッフ追加募集中です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
◇---------------------
【1】エッセイ「2017年をふりかえって」
----------------------◇
2017年12月20日夜、発起人の本城、岩瀬、苫野の3人が一年をふりかえるやりとりをしました。軽井沢、埼玉、熊本と離れた場所から学校づくりに取り組む3人。この日もWeb会議システムを使い、冒頭には苫野家の子どもたちが画面に登場、和やかなスタートとなりました。
Q:2017年をふりかえって、これからの軽井沢風越学園にとって大事な場面・経験だったと思うことと、その理由を教えてください。
岩瀬:僕にとっては、4月中旬の軽井沢での地域説明会が大事な場面だったな。実際に学校に来るかもしれない保護者や子どもの姿を見た時に、本当に始まるんだなという責任感や現実感が湧いてきた。2日続けて開催したことで、合間にスタッフとゆっくり話ができたこともよかったよね。印象的なのは、前日に説明会のプログラムを考えてる時に、「情景を参加者の皆さんと一緒に読んだらどうだろう」ってアイデアをぽろっと言ったら、いいねって返ってきて、あっという間に資料の準備が始まったこと。新しいことがパッと取り入れられて、既に決まっていたことから変わることも大事にされる。何かをやめたり変えたりすることを、その場ですぐに判断できるっていいな、と実感できた。
続きはこちらから >>https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/record/2773/
◇---------------------
【2】設立スタッフ追加募集中です
----------------------◇
2019年4月から参画する設立スタッフの追加募集を始めました。義務教育学校教諭(算数・数学、社会)、養護教諭、幼稚園教諭が今回の募集対象です。
2018年は軽井沢風越学園のカリキュラムの原理・原則をぼく(岩瀬)と苫野を中心につくりあげ、2019年に集まる先生たちと一緒に原理・原則に基づいた具体的なカリキュラムを策定する予定をしています。その原理・原則を考えるうえで、改めて専門性の重要性を痛感しています。
ここでいう専門性とは、教科ごとの教え方のテクニックや教科の知識を持っているということではなく、その教科や学問自体を深く探究し続けていたり、実社会と結びつけたりしながら、教員本人が学びを楽しんで使いこなしているような在り方を含んでいます。
新しい学習指導要領に、各教科の特質に応じた物事を捉える視点や考え方を示す「見方・考え方」が書かれていますが、これを子どもに求めるだけでなく、ぼくら教職員自身が実践できているか、問うてみたいのです。
例えば、数学の美しさを知っている人には、世の中にある様々な形や模様、あるいは現象や問題までもが数学的に見えるそうです。ぼくにはまったく見えない世界だけれど。また文学を愛していない人に、読みの学びはデザインできないでしょう。
そう考えると、専門性とは「その世界に没頭している」とも言えます。そんなふうに教科や学問の専門性を大事にしている先生たちと一緒に、自己主導のカリキュラムをつくっていきたいと思っています。
続きはこちらから >>https://kazakoshi.ed.jp/news/recruit/2819/
——————————————————————————
(あとがき)
合宿では3人一組をつくり、その中でやりとりする時間を多く持ちました。一旦4月末までの期間限定3人一組として、継続的にコミュニケーションをとってみます。頻度や方法、どんなやりとりをするかは当人たちの自由。どんな時間が積み重なっていくでしょうか。
—————————————————————————–
発行元 一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団
ホームページ https://kazakoshi.ed.jp
メールアドレス info@kazakoshi.jp
#配信停止については、ホームページのお問い合わせからお知らせください。