2019年9月11日
30回の風越ワークショップを終えて一息つくと、いつのまにか夏が過ぎ、初秋を迎えていました。今年度も下半期にさしかかり、いよいよ開園・開校に向けて決めねばならないあれこれについて、協議を重ねています。
たとえば、備品。開園・開校の時点で必要な机や椅子など何を購入するか、どの教科書を採用するか、来月の10月には決める必要があります。そのためには、この部屋で子どもたちがどんな使い方をするのか。あるいは、こういう活動をする時は、どこの部屋でどんなふうに過ごすのか、イメージをさらに具体化しています。
ほかにも、通学路のこと、安全管理のこと、風越らしい保健室ってどんな運用だろう、などなど。子どもたちが集まってから決める余白をなるべく残したいので、あらかじめ決めることは最低限にしようとしているものの、それなりにある決めることの多さに直面しています。
何かを決めるということは、良さそうなことを全部織り込むこととも違うらしい、と実感することも何度かありました。スタッフの意見の違いを慮って全て取り入れようとすると、もともと思い描いていたことから何となく離れてしまうのです。今はスタッフ同士でのやりとりが主ですが、開園・開校後は子どもや保護者も含めてそのプロセスを歩むことになるわけで、その前段階の練習期間だなと考えながら過ごしています。