2019年12月19日

第32号(2019年12月19日発行)

2019年12月19日

こんにちは、軽井沢風越学園設立準備財団です。
約1ヶ月間続いた2020年度の入園入学者の募集選考を終えました。

ここ最近はカリキュラムづくりを進めるうえで、子どもたちと同じようにスタッフそれぞれで学習計画をつくり、学ぶトライアルを始めています。
「〜したい」から始まる学びや土台の学びの具体はどういうことか、実体験を積み重ねながら、4月までどこまでつくるかの塩梅を探っています。

かぜのーと 第32号(2019年12月19日発行)
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【1】「熊蟄穴(くまあなにこもる)」井手 祐子
【2】スタッフインタビュー 坂巻 愛子
【3】かぜあそびレポート(6) 三輪 ひかり
【4】子どもと一緒に読みたい本 vol.15 佐藤 美智子
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【1】 この地とつながる
   「熊蟄穴(くまあなにこもる)」井手 祐子
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北風が木の葉を吹きはらい、浅間山に積雪が見られるようになりました。これから厳しい冬がはじまりますが、眩しいほどに光が差し込む森と透明感のある青空は、さらに厳しくなる寒ささえも楽しみに思わせてくれます。

すっかり葉が落ち、枯れ木のような森の木々を見上げていると、ミズナラの木の上に巨大な鳥の巣のようなものが。

「恐竜?」「キジの巣?」「トンビじゃない?」「シジュウカラの大家族?」

不思議が溢れ出した子どもたちは、かぜあそびで見かける生き物や知識をヒントに推理していきます。その姿はまるで、森の名探偵。

でも答えは、どれもハズレ。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/liv/4848/

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【2】スタッフインタビュー 坂巻 愛子
   「子どもの世界をまず一緒に味わう」
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保育者として、私立幼稚園、森のようちえんにて経験を重ねてきた、坂巻愛子(通称:愛子さん)。2019年4月から軽井沢風越学園に仲間入りしました。

プロフィールページに<一人ひとりの「おもしろい!」の世界を大切に、実体験を通して深め、拡げていけたらと願っています>と気持ちを綴っている愛子さん。今までの彼女の歩みと今の姿から、その想いの輪郭を辿っていくことにしました。

(坂巻)私立幼稚園に11年勤めて、そこから森のようちえん3年、かぜあそびと移ってきました。
最初に勤めた私立幼稚園が、私が入った年にちょうど園舎を移転するタイミングで、スタッフのみんなで一から環境を作り上げる経験をしたんです。「自然豊かなところにしたいよね」と、自分たちで木や芝生を植えたりして。もうその時期は、自分が保育者なのか庭師なのか分からないくらい庭仕事をしていましたね(笑)。

でも、5年くらいすると芝生はしっかりしてきて、木も大きく育ってくる。園庭はカエルやバッタなど小さな生き物が息づく場になっていきました。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/staff_interview/4864/

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【3】かぜあそびレポート(6) 三輪 ひかり
   「雨の日ってどう過ごす?ある雨の降った10月」
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認可外保育施設「かぜあそび」のこどもたちは、森、川、野原、築山、畑のある「鳥井原の森」をフィールドに、日々、自然のなかに身を委ねながら生活をしています。

以前、季節が巡り出会う生き物やフィールドの様子が変わることで、こどもたちの遊びや生活にも変化がみられることをレポートでお伝えしましたが、気候もまた、彼・彼女たちに影響を与えます。

「雨の日や風の強い日、寒い日はどう過ごしているの?」そう疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ある雨の降った10月のかぜあそびを覗いてみることにしました。

10月下旬、この日は朝から冷たい雨が降っていた鳥井原の森。こどもたちはレインウェアを身にまとい、登園してきました。

「おはよう」「あめいっぱいだね」
そうお喋りしながら、ひとまず雨をしのげる東屋に自然と集まるこどもたち。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/now/4927/

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【4】子どもと一緒に読みたい本 vol.15 
「こんとあき」佐藤 美智子
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こんは、あきのおばあちゃんがつくってくれたきつねのぬいぐるみです。うでがほころんでしまったこんは、『さきゅうまちにかえって、おばあちゃんになおしてもらってくる』と言って、でかけようとしました。
『わたしもつれてって』と、あきとこんの旅が始まります。

「こんとあき」は、わが子との寝る前の絵本タイムで好きになった、思い出の一冊です。
忙しい家事をそっちのけに、子どもたちと「こんとあき」を読むと、ふと自分の幼いころの思い出が蘇ってくる。「こんな頃があったな…」と、目の前でわくわくしながら話を聞いている我が子と絵本のなかのあきの姿と、子どものころの自分の姿が交差するのです。

こんとあきは、おばあちゃんの住んでいる「さきゅうまち」を目指して電車に乗ります。座席を確保した二人は、電車が停車している間にお弁当を買うことに決めました。

続きはこちら >> https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/book/5008/

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(あとがき)

あっという間に2019年を終えようとしています。
1年前のかぜのーとを読み返すと、なんだか遠い昔のよう。
こんなことやりたかったな、やりきれなかったな、というトピックを抱えながら、
2020年に突入することになりそうです。

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発行元 一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団
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